先日、松戸の本土寺で満開のアジサイを見に行ったことからすっかり、あじさいお花見スポットに惹きつけられてしまい、他にもあじさいのお花見スポットを検索したら・・・
六義園の表示。
六義園は春の桜やモミジの紅葉が有名ですが、実は梅雨の時期のあじさいも見どころだとか。
しかも桜やモミジの時期より混雑も落ち着いているので穴場な様子。
早速、梅雨の狭間の天気の良い休日に散策することにしました。
六義園はどんなところ
六義園は五代将軍・徳川綱吉から川越藩主・柳沢吉保が設計した大名庭園。
その後、明治に入ってからは三菱の創業者・岩崎彌太郎の別邸となり、1938年には東京都に寄付され、1953年に国の特別名勝に指定された重要な文化財だそうです。
(※六義園パンフレット参照)
入場料は大人1人300円。
早速内庭大門をくぐって中へ。門の周りにすでにアジサイが彩をそえています。
庭園に入っていすぐに大きなしだれ桜の木。
樹齢何年でしょうか。
庭園は予想よりかなり広め。
どこから進んでいこうか目標を決めずにふらふら歩いて行くと、あじさいの開花を案内する看板をみつけ、あじさい方面に歩みを進めました。
タマアジサイ、ヤマアジサイ、ガクアジサイ・・・
アジサイっていろいろ種類があるんですね。
あ、甘茶(ヤマアジサイ)と書いていある標識が。
甘茶ってあの甘いお茶ですよね??
仏教行事の花まつりにも使われている甘茶。
アジサイの仲間だったんだー!!
世の中まだまだ知らないことがたくさん。
アジサイの花畑を抜けると風情ある橋がでてきました。
渡ってみたい橋がある
渡月橋。
大きな岩に支えられた、平たい石の橋。
池と緑のモミジのバランスが良く、静かで風情ある景色を作ります。
他にも気になる橋を発見。
土橋。
橋の両脇から夏草が生えていい味がでている橋が架かっています。
園内には渡ってみたくなるような絵になる橋がいくつもありました。
気ままに歩いているうちにいつの間にか藤代峠へ。
どんどんと急こう配になって行く石段を上がっていきます。
こんなトレッキングコースみたいな仕掛けがあるとは驚き。
こんな日に限ってスニーカーで来なかったことが悔やまれます。
運動不足なのか、石段が急なのかわからなくなりながら息を切らしてなんとか頂上へ。
富士見台と言われる小さな平地が頂上でした。
庭園の中で一番高い場所。
ふあ~。
綺麗に整えられた日本庭園が一望できます。
ささやかな達成感で清々しくなりながら峠を下山しました。
庭園の池を眺めて過ごす茶屋
陽射しも強くなってきたところで、吹上茶屋で休憩をとることに。
池を眺めながらお茶をいただくことができて、江戸情緒感じる吹上茶屋。
レジで冷抹茶と季節の和菓子を注文したあとは、番号札を渡されて好きな座席へ。
ちょうど屋根のある場所の長椅子が空いていたので、静かに着席。
池をぼんやり眺めていると冷抹茶とお菓子が到着。
季節の和菓子は青梅をかだどった練りきり。
ほんのり甘くてかわいらしい。
自然の優しい風を感じながら目の前に広がる大きな池を眺めてのお茶休憩は格別です。
いままでも日本庭園は散策したことがあるのに、庭園内の抹茶をいただきながらの休憩は今回が初体験。意外と楽しい休憩だったので、他の庭園でも茶屋があったら立ち寄ってみたくなりました。
六義園散策のまとめ
六義園は江戸時代を代表とする庭園。
都心のなかの公園とは思えぬ広さや、魅力的な橋、ちょっとした小山の藤代峠など、散策を楽しませる仕掛けがあちこちにあり、昔の職人の技を感じます。
庭園内は緑も多く、背の高い木々が生い茂っているので日傘を使わずに済みました。
美しい景色を見ながら歩きまわるとけっこうな運動になります。
ただ、六義園には茶屋の他にも軽食が食べられる売店もあるので、それらをいくつも経由する運動を兼ねた散策は、食べすぎ散策になってしまうのでご注意を。
紹介した場所
◆六義園
住所:東京都文京区本駒込6丁目16−3
交通:東京メトロ南北線 駒込駅より徒歩約7分
都営地下鉄三田線 千石駅より徒歩約10分
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