いままでバラの花というと春をイメージしていたのですが、秋の庭園や公園などをインターネットで調べてみると、10月ごろからバラが見頃のニュースと共に庭園の案内がヒットするケースがたびたびありました。
その中でも気になっていたのが旧古河庭園。
JR線の上中里駅や駒込駅から徒歩圏内で行けるお散歩スポット。
大正時代のレトロな洋館と、美しく手入れをされた庭園の風景は異国情緒あふれた空間。
バラは春と秋に見ごろを迎え、ちょうど今が花盛りの様子。
秋の庭園はどんな風景なのか出かけてみました。
秋のバラが有名な旧古河庭園
JR京浜東北線の上中里駅から徒歩で約7分ほどで旧古河庭園が見えてきました。
お昼ごろに入場したのですが、園内はお庭を鑑賞する人たちで賑わっていました。
入場料:一般¥150
開園時間:9:00~17:00。※ただし入園は16:30まで。
庭園の入り口付近にガイド付きでグループで行動の団体さんも見られ、さすが行楽の秋!
モダンな洋館とバラの組み合わせは、人気がありました。
旧古河庭園とはどんなところ?
入場すると見えてくる重厚な石造りのお屋敷は大正時代のデザイン。
色鮮やかな花が映える洋館です。
モダンな屋敷が見下ろすように斜面に洋風庭園が続き、その下には美しい日本庭園が広がっていました。
パンフレットによると、庭園が開園したのは昭和31(1956)年4月30日。
洋館と洋風庭園は設計は英国の建築家ジョサイア・コンドル氏。
旧岩崎邸庭園洋館やニコライ堂など手掛けており、明治~大正時代の日本建築に大きな影響を与えてきました。
その時代の洋館を見学しに行くと頻繁に名前が出てくるので、影響力の大きさを感じました。
※ジョサイア・コンドル氏の建築物のブログはこちら↓↓
夏の上野観光は蓮の花を見ながら旧岩崎邸庭園と湯島のカフェへ
園内の撮影は個人的な風景写真は可能でしたが、洋館の室内や喫茶室の料理を含めて撮影は不可となっていたので、庭園を中心に見てまわりました。
秋の風物詩バラ庭園は人気スポット
バラ園の入口に入ってまず気が付いたのは、バラの花の香りがしたこと!
まるでアロマオイルを焚いたようにふんわりと香りを感じたので、たくさんのバラの花が集まるとこんなにも自然に香るんだなと驚きました。
洋風庭園は模様を描くように生垣の中にバラが植えてあり、外国の庭園のような異国情緒がありました。
いろんな色や大きさのバラの花は園内を彩り、来場者が一番賑わっているエリアでした。
庭園内のバラは5月中旬と10月中旬~11月ごろに花の見ごろを迎えるので、それぞれの時期にバラフェスティバルが開催されているようです。
洋風庭園の奥には純和風の日本庭園
色とりどりのバラ園の奥には、趣がガラっと変わって、大きな池を囲んだ日本庭園。
バラが咲き誇る庭園は来場者でにぎわっていましたが、日本庭園は静かに落ち着いた雰囲気。
大きな池には鯉の姿もみえてました。
のんびりと、紅葉しかけた木々をみながら池の周りを歩いていると、1羽の大きなサギと遭遇。
サギは池の中の獲物に夢中な様子で、私の至近距離でも気にせず、獲物に集中していました。
長い足をクロスしながらそーっと獲物を狙っている姿を観察しているうちに、邪魔してはいけないなと思い、他の場所へ移動することにしました。
秋の旧古河庭園はバラと紅葉がみどころ
レトロモダンの洋館にきれいに手入れされた花が満開の庭園と、純和風の日本庭園という和洋折衷の融合は昔の人センスの良さが現代でも十分に伝わる美しさでした。
また、たくさんのバラは本当に良い香りがするのには驚き。
そして、色鮮やかな花を求めて来場者が予想より多く賑わっていたので、気軽に旅行気分を満喫できるスポットとして浸透しているんだなと実感しました。
花の満開の時期はまだこれからの様子。
もう少し立てば、バラ園では今つぼみの状態のものは華麗に咲き始め、日本庭園では赤や黄色に紅葉が始まります。
秋が深まれば、もっと色鮮やかな庭園になるかと思うので、来月あたりに再訪してみたくなりました。
★紹介した場所★
◆旧古河庭園
住所:〒114-0024 東京都北区西ケ原1-27-39
交通:JR京浜東北線 上中里駅より徒歩約7分
JR山手線 駒込駅より徒歩約12分
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