町の中をきままに散策していると個性的で魅力的なカフェに出会うことがあります。
丁寧に淹れられた香り豊かなコーヒーやお茶と一緒にお店こだわりのスイーツを頬張る幸せ時間。
ゆっくり寛ぎたいときは、お茶を飲んだらすぐに立ち去らないといけないような、せわしなく落ち着かないところはちょっと遠慮したい。
料理もお茶もカフェ空間も楽しめる、都内にあるカフェを4つほどご紹介いたします。

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隠れ家みたいなカフェ
恵比寿で訪れた可愛らしいカフェ、3Cafe。
こちらに立ち寄ったきっかけは、恵比寿で勤務されている方からの「口コミ」で教えていただいたお店。
「恵比寿でオススメのカフェを教えて」と訪ねた時に、
「ビール坂を上がった途中にある、一人でもゆっくりと寛げるカフェ」ということでふらりと行ってみたお店でした。
雑居ビルの3Fにあるカフェは、ビルの螺旋階段をぐるぐる登っていくとたどり着くので、ぼんやりビール坂を歩いているとその雑居ビルにカフェがあることに気が付かないかも。
ちょっと隠れ家的な存在。
ゆっくりと入口のドアを開けて店内にはいると、温かみのあるセンスのよい家具が並んだステキな内装。
一人だったので、カウンターの席へ着席。
カウンターは窓があり、自然光が入ってほどよく明るく、圧迫感を感じない良い席。

メニューを見ると、お店自家製のスイーツセットが写真付きで表示されています。
スコーンやケーキなどおいしそうなラインナップの中からヨーグルトケーキを選択。
ヨーグルトのケーキというと、レアチーズ系かムース的なものを想像しますが、写真ではスポンジケーキのようなふわふわ生地にクリームが添えられている・・・。
どんなスイーツが味わえるのかな。
まずはブレンドコーヒーが運ばれてきたので、ゆっくりとコーヒーと味を香りを楽しみます。
次に到着したお待ちかねのスイーツ、ヨーグルトケーキ。

パウンドケーキの様な生地に添えられているのはクリームといちご。
生地にクリームを付けて口に運ぶと、あらびっくり。
クリームは爽やかなヨーグルト味のクリーム!
そして生地は優しい甘さと程良いしっとり感。
パウンドケーキ状のスイーツはたまにパサついていることがりますが、こちらケーキはふんわり、しっとり。そしてヨーグルト生クリームがとてもあう。
アクセントにいちごが爽やかさをプラス。

静かで落ち着いた雰囲気の店内で、ゆとりのあるカウンター席は、のんびりと一人でコーヒータイムを楽しむのにちょうど良い空間でした。
丁寧に淹れられたコーヒーと一工夫ある自家製スイーツ。
次回はどんなおやつを試してみようか、このカフェに来ることを目的に恵比寿に行こうかな。
フォトジェニックなカフェ
蔵前にカヌレ専門のカフェがある・・・。
以前に蔵前を散歩した時に、偶然見つけて店頭に焼きたてのカヌレを販売しており、ずっと気になっていた「クラマエカヌレ」。
お店の名前もカヌレ専門店なだけに、直球ストレートな名前。
1Fはテイクアウトのカヌレやフィナンシェ、コーヒーなどを販売してあり、2Fにカヌレを使ったスイーツプレートが用意されているゴージャスなカフェスペース。
せっかくなので、存分にカヌレを堪能する予定で、2Fのカフェスペースへ向かいました。

1Fのイートインスペースではテイクアウトの焼き菓子やコーヒーを購入したものを頂けるシンプルなベンチとテーブルが設置。
エレベータで2Fにあがってみると、扉が開けた途端、視野に広がるゴージャスなカフェ空間。
スタッフのかたが丁寧に座席までご案内。室内の内装もヨーロッパ風。
これは空間や雰囲気まるごと楽しむカフェなのだなと了解しました。

一人で利用だったので、案内されたのはカウンター席。
カウンター席でもゆとりのある設計で、圧迫感を感じることのないスペース。
そして目の前にはズラリと茶葉の缶が並んで、注文の入った紅茶を淹れる場面がしっかり見ることができる特等席。
写真付きのメニューにはどれも魅力的なスイーツプレートのラインナップ。
カヌレを使った個性的なスイーツプレートに目を奪われます。
また、それぞれのスイーツプレートにおススメの紅茶も紹介されて、どれにしようか悩みに悩んで・・・。
今回はカヌレとティラミスのプレートにフレーバーティーのキャラメルナッツを選択。
どんなスイーツなのか楽しみ。

カウンター席で目の前におおきなフラスコの様なガラスの容器にそれぞれ紅茶が淹れられて、まるで何か魔法の実験をしている様な光景を見ながらスイーツセットを待っていました。
まずは紅茶がポットで登場。
カップやポットなど食器類もスタイリッシュでおしゃれ。
紅茶はクセが無く、後味にフワッとキャラメルのような甘い香りがほのかに感じるくらい。
じっくり紅茶を楽しんでいるとプレートが運ばれてきました。

大理石の様なプレート皿にお店自慢のカヌレとオレンジピールを添えたティラミス。
こちらのお店ならではのゴージャスでハイセンスなスイーツプレートに目が釘付け。
まずはふんわりと盛り付けられたティラミスのクリームを一口。
コーヒー味のクリームが甘すぎず風味豊か。
カヌレは外側がカリっとした食感で中はもっちりリッチな味わい。
クリーミーな甘さに空きがこないように添えられたオレンジピールが爽やかなアクセント。

キャラメルがほんのり香るフレーバーティーを合わせると香りと甘さがなんともぴったり。
お店がおすすめする名コンビだったようです。
2Fでゴージャスなティータイムを満喫した後は、やはり1Fのテイクアウトのカヌレが気になってしまう。
すっかりカヌレの気分に浸ってしまい、自宅へお土産に購入。

テイクアウトのカヌレも手抜かりなし。
どうです?この包装。
めちゃくちゃかわいい。
紙袋を留めている赤い木製のクリップがおしゃれで気が利いている。
友人への手土産にも喜ばれそう。
テイクアウトのカヌレは自宅では、レンジで軽く温めてから頂きました。
軽くリベイクしたカヌレは甘い香りが広がり、中がトロリとしてまた一味ちがったおいしさを楽しめたカヌレでした。

路地裏で隠れ家的カフェ
JR水道橋駅から徒歩数分、路地裏にある小さなカフェ、troisbagues vertes (トロワバグ ヴェール)。
神保町にある老舗喫茶のトロワバグの2号店。
この2号店はクレープをおすすめとして、数種類の焼きたてクレープを提供する喫茶店。

静かな路地裏にグリーンを活かした可愛らしい店構えと味わいのあるお店の看板。
おいしいコーヒーが期待できそうで気になってしまい、思わず足を止めてしまう。
店内に入ると少し暗めに設定された照明の中、落ち着いた雰囲気で大きめのテーブルを中心に、窓側や壁側に1人席や2人席のテーブルが設置。
今回はちょうど窓側の座席が空いていたので、待たずにすぐ案内されてホッと一息。

窓から見える何気ない風景もまた素敵。
ちょっとした植物のグリーンと無造作に置かれた本や雑貨、窓から見える路地裏の景色が静かな店内の雰囲気と混ざり合って、どこか遠くへ旅をして立ち寄ってカフェみたい。
メニューをのぞくと数種類のクレープが写真付きでいろいろ。
シンプルなバター&ハニークレープから、プリンを包んだもの、料理系の甘くないクレープまで揃っていてどれもおいしそう。
窓際の外の景色からクレープのメニューへと意識が移ります。

今回はシンプルなクレープとホットコーヒーのセットを選択。
注文をしてから、少しして甘いクレープを焼く香りが店内にやわらかく広がっていきました。
まずはホットコーヒーが到着。
豊かな香りとクセのない味わい。
そこへ、焼きたてのクレープ。

シンプルなバターとはちみつのクレープですが、ホカホカと温かく、甘い香りのクレープは生地がモチモチで素朴なおいしさ。
シンプルだからこそ、生地そのもののおいしさが引き立ちます。

店内のグループ客の軽やかなおしゃべりがBGMとなり、長閑でおちついた休日のコーヒータイムをのんびりと過ごしたひと時でした。

日本橋レトロモダンカフェ
日本橋駅界隈と言えば、三越や高島屋などの老舗デパートやコレド室町のような駅直結の複合施設などが並ぶ華やかな街並みイメージ。
賑やかな大通りから少し外れて、小伝馬町駅方面のオフィスビルが並ぶ通りにレトロな雰囲気の喫茶店をみつけました。
昭和の雰囲気が残るどこか懐かしくて、かわいい店構えの喫茶ストリーマー。

店内に入ると木のぬくもりを感じるテーブル席に茶系の皮張りソファーやチェアの感じが伝統的な昭和の喫茶店を演出。
ただし古臭くなくて、ちょっとモダンな様子。

メニューを確認すると卵サンドやナポリタン、昔ながらのカスタードプリンなど喫茶店で人気のメニューが並んでいました。
コーヒーは自家焙煎。
コーヒーの種類もブレンドから水出しコーヒー、ウインナーコーヒーなどいろいろ。
注文してから淹れられたブレンドコーヒーは深い香りが広がり、後味はスッキリの飲みやすいコーヒー。

また、喫茶店のメニューにあると頼みたくなるナポリタン。
こちらはマッカーサーナポリタンというネーミングで提供されていました。
ケチャップの食欲を刺激する香りに柔らかめのもちッとしたパスタ。
レギュラーサイズの他に大盛サイズも提供されていました。

スイーツのラインナップもたくさんあって迷ってしまう。
ベイクドチーズケーキはバスク風チーズケーキで、濃厚な味わいととろける様な食感。
丁寧に淹れられたコーヒーととてもよく合う組み合わせ。

周りを見渡すと、リモートワークの方や、一人で読書している利用客。
仕事の打ち合わせをしているグループなど様々でしたが、どの人達も絵になるような落ち着いた空間の喫茶店でした。

東京のカフェまとめ
それぞれの町に個性的で様々な店舗があるので、ランチやおやつタイムで立ち寄るカフェは町歩きの楽しみのひとつ。
小さなお店も多いので、路地裏や小道にさりげなく開店していると、「こんな場所にこんな喫茶があるとは!」というちょっとうれしい発見をした気分に。
次は、どこを散策して、どんなカフェがあるのかお散歩企画をしてる時間も楽しいものです。
また、店舗によっては営業が不定休だったり、営業時間が日によって異なることも多いので、お店に確認するのも忘れずに・・・。

紹介した場所

◆3Cafe
住所: 東京都渋谷区恵比寿4丁目23−12-3階
交通:JR・東京メトロ 恵比寿駅東口より徒歩で約7分
◆◆◆

◆KURAMAE CANNELE (クラマエカヌレ)
住所: 東京都台東区蔵前2丁目1−23
交通:都営浅草線・都営大江戸線 蔵前駅より徒歩1分
◆◆◆

◆troisbagues vertes(トロワバグ ヴェール)
住所: 東京都千代田区神田猿楽町2丁目7−7 倉林ビル 1階B室
交通:JR水道橋駅東口から徒歩6分
東京メトロ 神保町駅 A5出口から徒歩9分
◆◆◆

◆喫茶ストリーマー
住所:東京都中央区日本橋小舟町4−9
交通:東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅より徒歩約6分
東京メトロ東西線・都営浅草線 日本橋駅より徒歩10分
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