6月になる各地であじさいの名所のニュースが流れます。
梅雨の時期を迎えて、千葉の松戸にもあじさい寺と言われている本土寺が花の見頃を迎えて参拝客で賑わっているようです。
境内は予想以上に広大で、参拝客も予想以上に多く、大変賑わっている・・・
今までなんで知らなかったんでしょう。
今回じっくり境内の中を歩いてみました。
本土寺とはどんなところ
本土寺は、元は源氏の名門平賀家の屋敷跡だったところを1277年に当時の領主が日蓮大聖人を篤く信仰されているかただったので、領内の地蔵堂をこちらに移して法華堂にしたことからはじまっているという大変歴史のあるお寺。
のちに日蓮聖人より長谷山本土寺と寺号を授かったそうです。
(※本土寺のホームページ参照)
今回は電車で出発し、常磐線 北小金駅北口に降りて少し行くと、両脇に大きな木が木陰を作る並木道が出てきました。このあたりから本土寺の参道のようです。
この参道を歩いているときも参拝客と思われる方がカメラ片手に通過していきます。
また、参道の脇にはお蕎麦屋さんや土産物屋さんなどが点々とあり、賑わいを見せています。
本土寺の駐車場もなかなか混みあっているようで、係りのかたに誘導されながら車が移動していきました。
本土寺に到着すると朱色の門、仁王堂がでてきました。
入場料:大人1人500円。
受付で支払いを済ませて、境内に進むと、もうすでに満開のあじさいが一面にひろがっていました。
境内に季節の花があふれる
境内は思ったより広く、広大な面積のなか色とりどりのあじさいが開花しています。
あじさいの花も予想よりたくさんあるけれど、参拝客も予想よりたくさん。
できるだけ他の方のジャマにならないよう、あじさいを撮影しつつ、奥へを進みました。
あじさいの道を進んでいくと池がでてきました。
池の前にはそら豆のようなものがぶら下がっています。
おお、これは藤棚ですね。
花が終わり、藤の豆が藤棚からぶら下がっていました。
藤の豆越しのあじさいと池。
なかなかかわいらしい風景です。
池には蓮の花が満開
池には白い蓮の花。
あちこちに季節の花が満開です。
そして、池には1羽のカルガモが遊びに来ました。
羽をバタバタさせたり、岩に上ってポーズをとるかのように羽を伸ばしたり、きちんと座ったり。突然現れたカルガモも参拝客の注目の的。
カルガモはまるでそれがわかっているかのように1羽だけで池の真ん中でいろんなポーズを見せていました。
その奥を進んでいくと、ぱあーっと目の前に開けた空間が出てきました。
花菖蒲が一面に広がる菖蒲棚。それを取り囲むような形であじさいが彩を添えています。
花菖蒲も満開で見どころの一つ
花菖蒲も青、紫、ピンク、白などいろんな色合いで満開。
あじさいとの組み合わせも素敵な風景。
少し高台から眺めてみると菖蒲棚とあじさいを眺めることができます。
あちこち撮影していたら、髪の毛から汗が流れ落ちていました。
あじさいや花菖蒲に夢中になってからハッと気が付いて足元を見ると・・・
ああ、やっぱり・・。足首が虫に刺されて真っ赤。
こうなることを予想して虫よけを持ってきていたのですが、すっかり忘れていました。
まあ、これ以上刺されないように虫よけスプレーを手足に吹きかけます。
花菖蒲の畑を一通り回った後はあじさいスポットに戻りました。
てくてく歩くと、妙朗堂を発見。
本土寺を開いた日朗聖人の御母、妙朗尼が祀られています。(※本土寺のホームページ参照)
また近くにはお稲荷様が出てきたので、それぞれ落ち着いた気持ちで参拝。
その後五重塔がある方へと歩みを進めていきました。
あじさいの色はリトマス試験紙
色とりどりのあじさいの花を見ながらふと思いだしました。
たしか、土壌の性質であじさいは花の色が変わるとか。
酸性が強い土→青い花
中性の土 →紫の花
アルカリ性が強い土 →ピンク色の花
こちらは青いあじさい。酸性の土壌ということでしょうか。
こちらはピンクかな。アルカリ性の土壌。
ちなみに白い花は土壌に反応する色素がないそうです。
では、こちらは・・・?
もう色とりどりでどんな土なのか不明です。
あじさいの土壌調査クイズをしているうちに五重塔に着きました。
高さは18メートルあるそうです。
あじさいに意識が行き過ぎて五重塔を石段の下から眺めるだけで通過してしまいました。
石段を登ってもっと近くに行けばよかった。
それでも一通り花の見どころは鑑賞できたので満足です。
もう汗びっしょり。
境内をまわるときは水分補給を忘れないようにしなければなりません。
あじさい寺参拝のまとめ
本土寺は実際に歩いてみると、本当に広大な境内で見どころいっぱいのお寺。
広い境内なのにあじさいは溢れんばかりに一面に広がり、花菖蒲棚や池の蓮なども加わって、境内全体が花手水のように豪華で華やかでした。
気を付けるポイントは夏場は虫よけスプレーをしてから境内に入ることと、水分は必須です。
花を見ながらぶらぶら歩いていたところ、のどの渇きを忘れて長時間歩いていたので脱水に注意です。
また、参道には土産物屋のお団子や地元で摂れたと思われる野菜などが販売されて楽しそうなお店がありました。
また、点在する食事処も興味があったのですが、お店の前に列ができていたので今回は見送ってしまったので次回参拝の課題となりました。
本土寺は秋はモミジが見頃とのこと。
秋の参拝も楽しみです。
紹介した場所
◆本土寺
住所:〒270-0002 千葉県松戸市平賀63
交通:常磐線 北小金駅北口から徒歩で約10分
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