この日は午前中に消化不良な出来事があり、なんとなくモヤモヤした気分だったので、気分転換にカナルカフェで気分転換することを思いつき、飯田橋へむかいました。
東西線飯田橋駅のB2a出口からすぐのカナルカフェ。
週末になると店内席、カフェテリア席のいずれも行列ができるほどの人気店。
なぜなら、まずあのお濠沿いのカフェがリゾート感たっぷりで、いつ利用してもおしゃれな雰囲気はを男女を選ばず、たくさんの人を魅了し続けています。
私も今まで、友人や夫婦で利用したほかに、職場のチーム内飲み会などでも利用して、いろんなメンバーと活用していました。
何度も利用しているはずなのに、いつも新鮮な気持ちで水辺のカフェを再訪してしまいます。
カナルカフェで水辺リゾート気分を体験
カフェの入口は店内用とカフェテラス用に分かれています。
週末はどちらも行列で、カジュアルなカフェテラスが比較的座席を確保しやすいですが、好きな席を選ぶというよりは、空いてた座席を確保するという状態。
今回は幸いなことにどちらの入口も空いています。
この日は暑いけれど風があるので、カフェテラスの座席を選択。
ランチとおやつを兼ねて、前菜の盛り合わせ(1000円)とイングリッシュアイスティー(550円)をオーダーして、カフェテラス内の好きな座席を選びます。
お濠沿いの眺めの良いテーブルと選んで景色を眺めてみると、「あ~ここに来て正解!」と実感。まるでパリのリバーサイドカフェに来たかのような、おしゃれな空間に午前中のモヤモヤした気分が吹っ飛びました。
前菜の盛り合わせとアイスティーが揃うとさらに旅行気分はアップ。
他の利用客はみなさん片手にカメラを持ちながら、風景を撮影したり、のんびりおしゃべりしているので、ますます旅情気分を盛り立てます。
久しぶりのカナルカフェでのんびりしていたら元気がでてきたので、このあと神楽坂の路地裏探検をしてみることに決めました。
神楽坂には魅力的な横丁がいっぱい
神楽坂には「路地の町」と言われるほど、とにかく横丁が多くあり、その細い道には隠れ家的なレストランや魅力的な名店なども点在しており、探検気分でお店を開拓できるので、神楽坂でメインストリートを歩くだけではもったいない!
どんどん脇道にそれて、小さな横道を散策した方が楽しみ方が広がります。
カナルカフェを出て、正面のメインストリート、神楽坂通りを進みます。
しばらくしてから、左手の小さな路地に入ってみました。
小栗横丁にでたので、道なりに進んでいくと、右手の小さい道から通行人がでてきました。
「えっ。こんなところに道があるの?」と思いながら、その小道をのぞくと石畳の階段が続いています。
なかなか雰囲気のある小道。石畳の小さな坂道にはところどころにワインバーやカフェらしきお店があります。
細い小道を抜けて見番横丁に入りました。標識には「芸者衆のお稽古や手配をする見番が沿道にあることから名付けられた通り」と案内が記載されていました。
また、「稽古場からは時折、三味線の音が聞こえることがある」と紹介されていたので、「へえー、三味線の音ね、まさかね。」と思っていたら、本当に三味線の音が聞こえてきました。
その後メインストリートの神楽坂通り戻り、毘沙門天善國寺の方へ進んでみました。
極細通路も見逃せない神楽坂の路地裏
今度は神楽坂通りの向かい側の道沿いに渡って小道を探そうと散策していたら、毘沙門天善國寺の向かい側の小さな小さな道から通行人がどんどん出てきました。
「通路」と言うより、建物の隙間。まるでネコの通学路のような道です。
そんな極細の道を、普通の通路のように活用している神楽坂の町はほんとにすごいです。
そして、このネコの通学路みたいな道を歩いているうちに思い出しました。
以前勤務していた職場の上司が、神楽坂の隠れ家的レストランでチーム内の食事会を企画したときに、この道をその上司と同僚でぞろぞろ歩いた記憶がありました。
レストランに向かうときに「ほんとにこの道で正しいのか?」と不安げな声を出す同僚たちと話しながら歩みを進めていると、幹事の上司は「ま、いいから、いいから」と余裕の表情。
その後、迷わず無事に目的地に到着し、「すごい!隠れ家レストラン!!次回一人でたどり着ける自信ないなあ!」と感心した覚えがあります。
今回改めてその細い小道を歩いてみると、そんな極細の通りなのに点々とお店があり、その先には石畳の広間ががでてきて、そのあたりもまた風情があります。
どうやら兵庫横丁に到達したようです。
この小道は歴史は古く、戦国時代に牛込城の武器庫があったことから、名付けられた通りだそうです。
映画やドラマのロケ地でも使われる横丁で、まさかあんな極細の小道からこんな素敵なスポットにつながっているとは!まさに探検気分です。
石畳の通路や階段、料亭の黒塀などの景観が良い感じ。
この小さなエリアの中に数々の名店があるそうなので、有名人がお忍びで来ていたのかなと思うとドラマチックな路地裏の印象がアップします。
今回は横丁を散歩する、というか迷子になって歩き回ることが目的になったので、横丁内のお店には立ち寄らなかったのですが、いくつか気になるお店を確認したので、次回はランチ利用で神楽坂の横丁を歩き回ろうと決意しました。
◆カナルカフェ
住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1丁目9
交通:東京メトロ 飯田橋駅 B2a出口より 徒歩1分
JR総武線 飯田橋駅 西口より 徒歩約2分
◆神楽坂通りとその周辺