町田にはリスとたくさん触れ合える場所がある・・・
以前インターネットで「町田リス園」の情報を確認したとき、リスをメインとした動物園があることを知り、いつか機会があったら行ってみたいと気になっていたスポット。

連休に入り、天気の良い日にふらりと町田リス園に行ってみました。
実際に訪れてみると、リス園以外にも周囲には広大な公園「町田薬師池公園」があり、この公園も場所によっていろいろ絵になる箇所があり、歩いてみたら楽しい場所。

童心に帰ってリスや小さな動物たちとふれあい、里山のようなのどかな町田薬師公園を散策してみたら、思わずランチをとるのを忘れるほど充実した1日になりました。

町田リス園と町田薬師池公園

リスや小動物メインの小さな動物園

町田リス園は最寄り駅の町田駅からはバスに乗って移動となります。
ホームページのアクセス方法を確認しながらバスに乗り込みました。

初めて行く場所は無事にたどり着けるか何となく不安になりますが、バスの座席に座りながらふと前方を見ると外国人の二人組が、先ほどまで私が確認していた町田リス園のホームページをスマホで見ているのを発見。

そして近くにいた家族連れも同じ場所に行く様子で園内の話をしています。
周りのかたも目的地が一緒とわかると安心して心が穏やかになりました。

町田リス園の看板

町田駅からの行き方

★町田駅からバスを利用した場合★

小田急線町田駅北口から踏み切りを超えて21番のバス亭にむかいます。
本町田経由野 津田車庫行(55系統)もしくは鶴川駅行(53系統)の「薬師池」で下車。

前方に進んでいくと右側に「リスはともだち」と「町田リス園」という黄色いアーチ状の看板が見えてきます。

バスの乗車時間はだいたい20分くらいでしょうか。

リスはともだち
リスはともだち
園内が賑わっている様子

リスは放し飼いコーナーで触れ合える

入口に到着したら入場券を購入して、園内に入ります。
入口の柱には町田駅までのバスの時刻表が貼られているので、バス利用者が多い様子。

入場料は個人の場合、大人1人500円。子供一人300円です。

エントランス

中に入ると顔はめパネルやお土産売り場も設置されていました。
うさぎやモルモットなどのゲージがあり、餌やりの体験もできる様子。
ほかにも小さな動物たちが見られるようになっていました。

雰囲気は昭和を彷彿させる遊園地のようで、小さいながらもどこか懐かしく、レトロかわいい空間でした。

そして大きな敷地を占める「リスの放し飼い広場」はしっかりと扉が2か所あり、係りのかたの指示に従って中にはいります。

園内の様子


この中はタイワンリスの生活が広がっていて、リスの小屋や餌場、遊び場の木の枝などが設置され、いたるところで「クワックワックワ・・・ケタケタ・・」というリスの鳴き声が聞こえてきました。

リスの放し飼い広場の空間に目が慣れてくると、リスたちのすばしっこい姿をみつけることができました。
中にはひまわりの種を大事そうにもっているリスの姿・・・

ひまわりの種を大事そうに持つリス

こちらはひまわりの種を前にニヒルな笑みを浮かべている子。 ↓

ひまわりの種とタイワンリス

リスの集合住宅にはそれぞれの小部屋からふわふわ尻尾が出ているところも見られます。

リスのマンション
リスマンション。よく見ると個室から尻尾が見える

訪れた日は午後から陽射しが強くなったせいでしょうか。
りすハウスから出て、奇妙な格好で寝そべっている子もいました。

奇妙な格好で寝ているリス
この体勢はツラくないのか・・・

リスの放し飼い広場ではリスの餌を(ひまわりの種)1袋100円で販売しており、ミトンと手袋も貸し出ししています。

 リスに上手にひまわりの種をあげている人にはミトンをした手の上から餌付けに成功して、ベストな写真撮影をされていました。


リスの餌付けは朝のほうがお腹が空いているらしく、たくさんリスたちが近寄ってくるそうですが、お昼ごろに行ったときにはリスたちは満腹の様子で、ひまわりの種に興味をもってくれるリスたちは少なかったです。

リス小屋から顔を出すリス

リス以外の小さな動物たちも活躍中

リスの放し飼い広場の中をぐるっと一周したところで、大きな亀の置物を発見、、、と思ったらゆっくりと動き出しました。
置物ではなく、本物のリクガメでした。
ケヅメリクガメのじゅんこさん。
時間によっては食事シーンを見学できるようです。

ケヅメリクガメのじゅんこさん

リスの放し飼い広場を出ると、他の動物たちのゲージが並んでいます。
小さくて丸いふわふわがかわいいモルモット。
こちらも餌やり体験ができる様子。

モルモットのゲージ

小さなふわふわはモルモットのほかにもウサギや二ホンリス、シマリス、オウムなど・・・
真顔でじっと動かない姿がかわいいマーラもいました。

モルモットは丸いからだに小さな手足がなんともかわいらしく、小さなお子様たちに大人気でした。

マーラのゲージ
マーラ

園内の動物たちに癒されて満喫したあとは、町田駅に戻るつもりでバス停に向かうつもりでしたが、園内を出てふと目の前に町田薬師池公園の看板が見えました。
広そうな公園ですし、町田駅に戻る前にせっかくなのでぐるっと散策することにしました。

広大な敷地の町田薬師池公園

リス園からすぐ近くの公園入口は「薬師池公園裏門」となっていましたが、そこから長い階段になっていて、下のほうへどんどん下りながら公園の中を進んでいきました。

薬師池公園裏門

大きな木々や緑の植物に覆われた道を進んでいくと、途中でおもしろい植物にも遭遇。
以前、鎌倉山の散策をした時に見つけた白黒でシックだけど、ちょっと宇宙人ぽい花。
一株みつけると大抵周囲に群生しているので、今回も群れで咲いていました。

公園の花

町田薬師池公園はどんなところ?

町田市のホームページを確認すると、町田薬師池公園は過去に新東京日本百景、東京都指定名勝のほか、2007年には日本歴史公園100選にも選ばれた町田市を代表する風光明媚な公園だとわかりました。

園内の大きな池を中心に梅や桜、花しょうぶ、モミジなど季節によって楽しめる花や樹木があり、たくさんの人たちの目を楽しませてきたオアシスでした。

公園の案内マップ

池の周りに水車小屋や2色の藤棚

公園内に水車小屋

薬師池公園裏門から階段を降りて道なりに進んでいくと、水車小屋が見えてきてきました。

まるで里山のような風景がひろがります。
途中で、高齢のかたとすれちがい、「この階段を昇っていくと外に出ることができるでしょうか」と道を聞かれました。

確認したくなる気持ち、わかります。
とにかく公園が広くて係員もいないので、山の中を歩いているような気分になります。

今自分がどこにいるかわからなくなるので、帰り道をしっかりと確認してから公園内の奥へ進むことにしました。

水車小屋の付近は花しょうぶの畑があり、2羽のカルガモと遭遇。
こちらを見て何か話しかけてきたので、なんだか童話の世界に迷い込んだ気分に。

その奥には立派な藤棚が登場。
紫の美しい藤の花のほかに、真っ白で気品のある藤もならんでいました。

藤の花は満開
藤の花は満開
白い藤の花もある
白い花の藤もあり

藤棚の前には広大は薬師池がひろがります。
藤棚越しの池の景色がなんとも風情があり、藤棚の下でちょっと一休みしたくなる場所。

藤棚越しの池


静かで広大な池の近くには茶屋や売店など休憩できる場所もあります。
池に架かる、たいこ橋を渡って対岸に渡り散策を進めていくと歴史がありそうな古民家が見えてきました。

薬師門や古民家の建築が並ぶエリア

古民家エリアには江戸時代の建物を移築した旧永井家住宅と旧萩原住宅があります。
また、旧萩野家住宅の前には医薬門という歴史がありそうな門があります。
こちらは昭和12年頃建てられた門で、元は大和市にあったものを町田市に寄贈されて移築したそうです。

医薬門
医薬門
旧荻野家住宅
大きな薬師池とたいこ橋

町田リス園と周辺を歩いてみたら

リスを中心とした小さな動物園に興味をもち、実際に入園してみるとリスたちの自由な暮らしが見えてきて大人でも楽しめるスポット。

心癒されるリスやそのほか小さな動物たちのふれあいのあと、自然が豊かで季節の花を見ながらのんびり歩いた薬師池公園がとてもよかったです。

町田リス園に訪れたら町田薬師池公園とセットで回ったほうが断然楽しくて充実した1日になるのでおススメです。

※こちらの記録は2023年5月の情報です。

愛らしいタイワンリス

紹介した場所

町田リス園入口

町田リス園
住所:〒195-0073 東京都町田市薬師台1-733-1
交通:小田急線町田駅北口よりバスで20分。薬師池前で下車してすぐ。

町田薬師池公園

町田薬師池公園
住所:〒195-0063 東京都町田市野津田町3270
交通:小田急線町田駅北口よりバスで20分。薬師池前で下車してすぐ。

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