4月に日光観光に世界遺産巡りで観光してきました。
最終日に少し時間があいたので、ランチと田母沢御用邸記念公園を散策することに。
とくに何も決めていなくて、ぶらぶら散歩のつもりだったのですが、日光駅の近くには本格的なイタリアンのお店があり、田母沢御用邸記念公園は予想以上に見ごたえがあり、古民家や歴史的建造物が好きな方ならオススメのスポット。
日光東照宮の参拝と合わせて日光駅周辺を歩いてみると、充実した観光が体験できるかと思います。
日光観光についてフォートラベルで紹介しています。↓↓
https://4travel.jp/travelogue/11819840
https://4travel.jp/travelogue/11820300
日光駅近く!地元で人気イタリアン
JR日光駅から歩いて5分ほど、日光街道沿いにちょっとおしゃれな外観のイタリアンのお店、「トラットリア ジッリ」を見つけることができます。
こちらは地元でも人気のお店で、予約を入れておいた方が安心の様子。
今回はオープン時間の11:30に予約を入れて入店しました。
店内に入ると白を基調とした内装にウッディなテーブルや家具がセンス良く並んでいます。
落ち着いた空間で、窓から差し込む陽射しが優しい。
どんな料理がでてくるのかワクワクしながらメニューを眺めます。
今回はサラダ・前菜・フォカッチャ・パスタ・ドルチェとコーヒーのランチセットを選択しました。
どれを食べてもおいしいランチ
しばらくするとテーブルにみずみずしいサラダが運ばれてきました。
添えられた箸置きをよく見ると、何やら土地の形になっているみたい。
お店の方に伺ったところ、旧日光市のかたちになっているそうです。
さりげなく日光市を盛り上げているのですね。
サラダは葉っぱがシャキシャキで繊維はやわらか。
新鮮な野菜を使っているのがわかります。
しばらくすると前菜のチキンのソテーが登場。
レモンの皮ごと果実を使ったソースがあえてあるのでさっぱりして爽やか。
お肉も柔らかくてするりとお腹にはいります。
また、写真の撮影を忘れてしまったのですが、フォカッチャも食べるべき1品。
ホカホカに焼かれたフォカッチャは生地に程よく水分が含んでいて、もっちり食感がおいしい。オリーブオイルの香りと軽い塩味が食欲をそそりました。
メインのパスタは数種類のパスタ料理かリゾットのなかから選択できたので、今回私はアスパラガスのリゾットを選びました。
緑が美しく、見た目もおいしそうなリゾット。
アスパラガスは爽やかで、チーズのコクとよく合います。
きちんとアルデンテに仕上げたリゾットは、本場イタリアのリゾットに負けていません。
また、夫はメインをショートパスタの羊のラグーソース。
肉の臭みがなく、ソースのコクともちもちパスタの食感がおいしかったそうで、お肉のソースがたまらなく良い味だったそうです。
食後のお楽しみ、ドルチェ。
バナナケーキの上にほうじ茶のアイスが乗ったおしゃれな一品。
バナナケーキはしっとりと優しい甘さ。
お茶の風味がまろやかなアイスにぴったりなほうじ茶アイスをバナナケーキと一緒に頬張ると相性ピッタリで思わず笑みがこぼれるおいしさでした。
今回は朝から暖かな日だったので、食後のコーヒーをアイスで注文していました。
アイスコーヒーはホットよりも香りが薄くなりがちですが、こちらのアイスコーヒーは香りが豊かでしっかり味も濃く、ドルチェのおいしさを引き立てていました。
ちなみに夫はエスプレッソを選択。
器がとってもおしゃれ。
どれを食べてもおいしく、最後のコーヒーまで満足。
地元で人気のレストランという理由がよくわかりました。
おいしいランチを堪能した後はバスで日光田母沢御用邸記念公園に向かいました。
日光田母沢御用邸記念公園とは
日光田保沢御用邸記念公園は、ホームページによると明治32年から昭和22年まで、大正天皇をはじめ、三代にわたり天皇や皇太子が利用した御用邸として利用されました。
建物は、江戸後期、明治~大正と3つの時代の建築様式をもつ集合住宅群で、御用邸の中でも最大規模の大きさだそうです。
日光駅から東武バスに乗車して10分ほど行くと、「日光田保沢御用邸記念公園前」のバス停に到着。すぐ目の前に入口があります。
館内に入ると係りのかたに案内されて館内と庭園を見学する場合は大人1人600円発生します。
荷物はロッカーに預けて、靴から館内に用意された内履きに履き替えて館内見学をスタート。
歴史的に貴重な建築物
案内には「御玉突所」を表示されていた居室。
独特な照明もあわせてクラシカルなデザインのビリヤード台は、なんだかおしゃれ。
海外からの来賓との交遊のためにビリヤードで楽しまれていたそうです。
こちらは謁見所(えっけんしょ)。
天皇陛下が公式の来客と面会するときに利用されていた部屋になります。
長い廊下も趣きがあります。
昔の建築物によく使われているガラスは、現在の物より分厚くて若干ゆがんでいるようなまだ不完全な感じがあり、かえってそのほうが淡い光を蓄えてよい雰囲気が出ています。
そのガラス戸を使った廊下が良い感じです。
こちらはトイレ。
おまるの前にある柱は上部と下部でたたくと音が変わります。
当時は御付きのかたが用を足したものをすぐに掃除していたそうなので、トイレを利用した際に、柱をコツコツたたいて、御付きのかたに「使用するよ」、「用が済んだよ」を知らせていたそうです。
丸窓が特徴的な御学問所。
天皇陛下の書斎として使われていたそうです。
丸窓からは庭園を見ることができて、ちょうど窓の奥には桜の花が咲いていて絵画のような風景を作り出していました。
館内は2Fも上がることができました。
赤いじゅうたんが敷かれた階段を昇っていきます。
2Fにも和風で厳かな和室が広がります。
襖に描かれた花や鶴の絵が、鮮やかで細部にわたって丁寧に描かれているのが見事です。
この襖が使われていたのは軽く100年以上昔の物のはずなのにきれいに残っているのがすばらしいです。
そして個人的に好みの昔のゆがんだ厚みのあるガラスを使った窓。
窓の枠がレトロモダンな雰囲気のよい空間を表現しています。
庭園の中を散策
館内をぐるっと見学した後は、コインロッカーから荷物を取り出し、靴を履き替えて庭園に移動しました。
庭園も思っていた以上に広くて、きれいに整備された道に沿って季節の花や木々を眺めていきました。
また、庭から眺めた御用邸外観も雰囲気があって素敵です。
また、池や小さな小川のような水の流れも整備されていて、水芭蕉の花もひっそりとさいていました。本物の水芭蕉。なかなか見る機会が無いので貴重です。
本当はもっとゆっくりと庭園を散策したかったのですが、帰りの電車の時間の関係で、庭園の観光は少し駆け足になってしまいました。
もう少しじっくりまわれたら、春の花をもっとたくさん発見できたかもしれません。
日光は日帰りでは時間が足りない
日光駅を下車すると昔から日光参拝の観光客で栄えた日光が続いています。
さすが古くからの観光地らしく、たくさんのお店が並び、ぶらぶら歩いて街並みを眺めているだけでも楽しい街道。
その中に味も雰囲気も満足なおいしいイタリアンのお店に出会えたのはうれしい発見でした。
また、日光田母沢御用邸記念公園は、歴史や下調べをせずに見学しに来たので、大丈夫かなと思いながら館内に入ったのですが、勉強していなくても大丈夫。
じゅうぶん、満喫できました。
なお、ときおり館内のスタッフのかたが、各部屋を見学しているときに気になるポイントや、貴重な見どころなどを教えてくださり、充実した時間になりました。
日光参拝以外にもこんなに見るところがたくさんあるので、日帰りではもったいない。
観光ポイントがたくさんある町だと実感しました。
紹介した場所
◆Trattoria Gigli(トラットリア ジッリ)
住所:〒321-1406 栃木県日光市松原町10−11
交通:東武日光駅から徒歩で1分。
JR日光駅から徒歩で5分
◆日光田母沢御用邸記念公園
住所:〒321-1434 栃木県日光市本町8−27
交通:JR日光駅もしくは東武日光駅から東武バスに乗車。
バス停「日光田母沢御用邸記念公園」で下車、徒歩約1分
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