以前に新宿3丁目にあるインドネシア料理のお店に行ったときに、店内はもう完全にインドネシアで旅行したような気分を満喫したのですが、じつはそのお店の周辺のレストランも気になっていました。
新宿通り沿いに中華料理、インドネシア料理、トルコ料理のお店がローカル色たっぷりな店構えで並び、コロナで海外旅行ロスになっている状況では、ここでいろんな国へ疑似体験したくなります。
そこで、今回は異国情緒たっぷりな風情の中華でランチをとることにしました。
さて店内はどんな様子でしょうか。
今回は1人でしたので、ちょっと緊張気味に入店しました。
新宿3丁目のインドネシア料理のお店についてはこちら↓↓
【グルメ紹介】東京でおいしいインドネシア料理・ワルン体験!!
お店の入口はどこから見ても完全な中華料理「随園別館 新宿本店」
びっしりと赤い文字でメニューが書かれているところがグッときます。
店内もしっかり中華の雰囲気でまるで映画のセットのよう。
ここにジャッキー・チェンが出てきても全く違和感がありません。
店内は満席に近く、一人で食事をされていた男性のテーブルに相席となりました。
黒いベストを着た年配のウェイターさんがお水とおしぼりを運んできましたが、他のテーブルに置いてあるメニュー表がこちらにはありません。
あたりをキョロキョロしたり、赤字の筆で書かれているメニューの張り紙を見たり、落ち着きのない様子をしていたら、相席のおじさんに
「この店は初めて?」
と声をかけていただき、この店のポイントを教えてもらいました。
こちらのお店のメニュー表は単品しか載っていないので、ランチメニューは赤い字で書かれた張り紙の中から選択するのがセットでお得であること。
この店のおすすめは水餃子もしくは角煮バーガーなど点心類であること。
店員さんは呼びかけないと近づいてこないので、こちらから積極的に声をかけるといろいろ対応くれるとのこと。
なるほど!この店のシステムがわかると自然に緊張が解けてきました。
アドバイス通り、赤い字の張り紙メニューの中から、水餃子セットを選んでオーダーします。
「水餃子セット」は、点心3種、えびタンメン、水餃子、杏仁豆腐がついて750円。
いろいろついてこの値段は安い!
相席のおじさんの話によると、単品料理も量が多く、角煮バーガー1人前は一皿に2つ付いてくるので、量を知らない人は角煮バーガーに水餃子やスープを頼んで、食べきれなくなっているケースをよく見かけたそうです。
そんな時は「おみやげ」に持ち帰ることも可能なようで、相談するとよいそうです。
相席のおじさんとこのお店のシステムや最近のコロナ事情の話をしているうちに料理が出てきました。
まずは、点心3種とえびタンメン。
点心は春巻きとエビ餃子、ゴマドーナッツ。どれも一口サイズの小ぶりですが、食べやすい。
意外とゴマドーナッツは軽くて油っぽくないのでサクッと食感が良かったです。
えびタンメンはどんぶりが小さく見えましたが、けっこうぎっしりと入っていてしっかり量があります。
タンメンや点心を食べ終わったころに水餃子と杏仁豆腐が出てきました。
一口大の水餃子にはお店特製の黒酢をたっぷりかけていただきます。
あ、たしかにおいしい。
つるつるもっちりな皮にうま味たっぷりな餡が、つるっとのどを通ります。
杏仁豆腐は昔ながらの固めの食感。最近はとろける杏仁など流行っていますが、こちらの杏仁豆腐は昔から変わらない作り方で、流行りでぶれることはない様子。
普段なら、相席の人に声をかけられると警戒したり、びっくりすると思うのですが、この異国情緒たっぷりなお店では、自然と話が進み、むしろ初めて訪れたお店の状況を詳しく知ることができたので、逆に安心して食事ができました。
ランチの間の小さな出来事でしたが、そういえば海外に旅行した時も、地元のかたに親切にしてもらったことを思い出し、なんだか北京あたりに旅行した気分になりました。
◆随園別館 新宿本店
住所:〒160-0022東京都新宿区新宿2丁目7-4
交通:東京メトロ丸ノ内線・都営新宿線 新宿3丁目駅C5出口より徒歩約3分
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