冷たい北風が少しずつ和らいできたかなと感じていたら、「菜の花開花情報」を耳にするようになりました。
菜の花は今の時期はまだ早いのかと思っていたら、開花時期は2月中旬から3月中とのこと。東京エリアで菜の花畑なんてあるのかと思っていたら、浜離宮恩賜庭園に見られるスポットがあると知り、さっそく出かけてみました。
浜離宮恩賜庭園の菜の花畑
都営地下鉄大江戸線、汐留駅から徒歩で約7分ほどで「大手門」口に到着。
一般 300円 (交通系ICカード利用可能)
開園:9:00~17:00(入園は16:30まで)
江戸時代からの大名庭園で、池を海水で導いて潮の満ち引きで趣が変わる潮入りの池とカモ猟をするための2つの鴨場を持つ庭園。
都会のオアシスは天気の良い2月の午後は人気でした。
受付で園内の案内図をもらってから、まずは菜の花畑の方へむかいました。
どれだけ開花しているか分からず園内に入ったものの、遠くからでも地面の黄色い箇所が確認できたので、開花していることがわかり、歩みが自然と早くなりました。
三百年の松を通り過ぎて橋を渡ると黄色いじゅうたんが見えてきました。
菜の花は満開。
菜の花畑には通路があったので、黄色い花に囲まれながら歩いてみるとふんわりと花の香りが風に乗ってきました。
また、菜の花畑の近くには梅林もあり、白とピンクの梅の花も満開。
黄色の菜の花じゅうたんと、頭上にはかわいらしい白とピンクの花。
もう言葉がでてきません。目に入る景色は春満開です。
梅林も2月が見頃
菜の花畑の奥には梅林へと続いていました。
ここが新橋や汐留周辺ということを忘れてしまいます。
梅の花も全開で咲き誇っていて、2月がこんなに春を感じることができるなんて驚きです。
また、今まで梅の花は1本の木からは白い花、こちらの木はピンクと、それぞれの木から1色だけだと思っていました。
しかし梅林の花をよく見ると、白い花が咲いている枝にピンクの花が混じっています。
ピンクと白のミックスで花をつける木もあるんだなと新しい発見。
木々の間を小さな野鳥が囀りながら飛んでいきます。
その後、鴨場の林道のような場所を歩いた後は、潮入りの池を眺めてみました。
2月にしては気温の高い日だったので、日光が水面に照らされてきらきら反射していました。
海水が引いてあり、潮の満ち引きで趣が変わる庭園の池。
午後は静かに穏やかな雰囲気。
鴨たちものんびりと昼寝をしている様子。
季節は着実に冬から春へと変わっていきます。
春を告げる花たちが満開になり、池の水温が徐々に温かくなるころ、このすやすや寝ている渡り鳥の鴨たちは北の国へ出発してしまいます。
これから日常の日々の雑務に追われて、ある日ふと気が付いたら、丸いフカフカ羽毛にくるまれた渡り鳥たちの姿が見えなくなり、庭園のたくさんの花が咲き、暖かい季節の風景にガラッと変わっているかもしれません。
紹介した場所
◆浜離宮恩賜庭園
住所:〒104-0046 東京都中央区浜離宮庭園1−1
交通:都営地下鉄大江戸線 汐留駅より徒歩約7分
JR、東京メトロ銀座線、都営浅草線新橋駅徒歩12分
小石川植物園の記録はこちら↓↓
【広告】