最近北鎌倉の散策が楽しくなってしまい、友人と出かけたり一人でも散策しに行くことが多くなってきたので、北鎌倉で実際に行ってみてよかったお寺や場所をまとめてみました。
北鎌倉の駅自体がのどかな雰囲気で、自然と調和しているところが好きな駅。
都心から近いのに緑が多くてゆっくりと時間が流れているような雰囲気。ふらりと散歩したくなり、鎌倉観光はこの駅からスタートしたくなります。
目次
散策におすすめのお寺3選
まずは北鎌倉駅を降りてすぐに見える円覚寺。
本当に駅が目の前で、このお寺のために駅ができたのかと思うほど駅近。
実際に境内に入ってみると、予想以上に広くて風にゆれる木の枝の音、さえずる野鳥の声を聞きながら歩いていると、心落ち着く時間が流れていきました。
鎌倉を代表とするお寺の1つ円覚寺
円覚寺は1282年に創建された長い長い歴史を持つお寺。
開基は鎌倉幕府の執権だった北条時宗。
鎌倉の中でも格の高いお寺を集めた「鎌倉五山」の1つで、その中でも第2位の格式の高いお寺だそうです。
また、円覚寺創建の目的は、当時蒙古襲来で戦没した兵士たちを弔うためだったとか。
以上、パンフレットの案内を読んで、円覚寺の成り立ちを知ると長い長い悠久の歴史の時の流れを感じてしまいました。
拝観料は大人500円(高校生以上)。
拝観時間 8:00~16:30 (12月~2月は8:00~16:00)
石段を上がり総門を進んでいくと迫力のある山門がでてきます。
三門、仏殿、方丈と進んでいくと道中、梅や河津桜など春を感じる花が彩りを見せていました。
仏殿には円覚寺のご本尊が祀られていて、天井には「白龍図」という迫力のある龍の絵が描かれています。
また、仏殿に入るときは靴を脱いで、備え付けのスリッパに履き替えます。
床が予想以上にヒンヤリ!
気持ちがシャキッと引き締まる・・・と同時に、スリッパなしでは歩き回ることは無理だな・・・。と思わせるほど床は冷え切っていました。
方丈に進むと、巨大なビャクシンの大木がそびえています。
幹の太さから長い長い歴史の中を生きてきて、大切に育てられたんだなということがわかります。ちなみに鎌倉市の天然記念物に指定されているそうです。
方丈の裏には日本庭園が目の前にぱあーーっと広がります。
縁側にそっと座って風情あるお庭を見ながらほっと一息。
その先も徐々に坂道を上がり、国宝の舎利殿など貴重で美しい建築物があります。
行くたびに風情が変わる可愛らしい明月院の丸窓
鎌倉駅の西口から徒歩で10分ほど、あじさい寺で有名な国指定史跡「明月院」。
こちらも大人は拝観料500円となります。
あじさいの季節以外も花や小動物に癒されるスポット。
先日訪れた時は、ロウバイの黄色い花が満開でさわやかな花の香りが風に乗っていたのですが、今回はロウバイの姿は消えていました。
その代わり、地面を彩っていたのはピンクや白のクリスマスローズ!!
白やピンクの花弁を下にして、うつむいて咲く可憐な姿がかわいらしい。
同行した友人Sさんが調べてくれて何の花か判明したのですが、純和風な庭園になんともハイカラな名前のお花でした。
また、メインの丸窓は、今回は毬やかわいい装飾がついていたりと、なんとなくひな祭り要素のある趣向が施されていました。
また、丸窓から見える奥の庭園は追加で300円支払うと奥庭を散策することができます。
意外と本堂後庭園は広く、ちょっとした石段があり丘の上にあがれるような趣向があったり、菖蒲の花用の花壇が設置されている様でした。
今はまだ坊主の状態でしたが、5月の花のころになると鮮やかな花壇になると思われます。
庭園を出ようとした時、何かが木々の間からでてきました。
お、やはりリス!
今回も3,4匹のグループで活動中。
1匹が私たちの近くまでやってきて、まっすぐに伸びた大きな杉の木に飛び移り、ぐんぐん上の方へ登っていきました。
過去の明月院の記事はコチラ↓↓
北鎌倉で冬の明月院とランチで春の気配
ハイキング気分を楽しみたいときは建長寺へ
体力に自信のあるかた、今日はたくさん歩きたいかたにおススメは建長寺。
とにかく広大で、入り口の駐車場から結構広めのスペースですが、境内へどんどん進むと山の方までつながっています。
境内奥の裏山は天園ハイキングコースになっているので、お寺の参拝とハイキングの両方が楽しめます。
拝観料 大人500円(支払いは現金のみ)
拝観時間 8:30~16:30
こちらのお寺も歴史が古く、1253年に北条時頼に創建。「鎌倉五山」の1つで、その中で第1位の格式高いお寺です。
建長寺について過去の記事はコチラ↓↓
北鎌倉おすすめの寺・建長寺!ハイキング気分で見どころたくさん
法堂は国重要文化財に指定されており、1814年に再建。
前回のブログでも紹介したのですが、こちらでは法堂の天井画、水墨の「雲龍図」は必見。
その先には風光明媚な庭園を眺めたりしながら半増坊の方へ進んでいきます。
途中から参道が山道のようになり、長い石段が連なり、徐々に山の方へ。
長い石段を登っていくと、天狗たちの像がいくつも並んでお出迎え。
景色が見渡せる場所には朱印所があり、ちょっと腰掛ける長椅子が置いていある休憩所になっています。
そこからさらに上に登ると天園ハイキングにつながる急こう配の山道が続いています。
また、天園ハイキングコースから半増坊までたどり着いた場合は、この朱印所の受付で建長寺の拝観料を支払う仕組みになっています。
ご褒美ランチを鉢の木新館で
北鎌倉は小さなエリアにたくさんのカフェやレストランがあるので、お寺巡りのスタートや合間に立ち寄ることができます。
北鎌倉から徒歩で約5分ほどに鎌倉のイメージにぴったりの日本料理店「鉢の木」で休日のちょっと華やかなランチを体験。
店内は和風モダンで、広々したスペースにテーブル席が設置されています。
各テーブル席の空間にゆとりがあり、近くの利用客との間があるため、落ち着いて気兼ねなく食事をすることができました。
予約サイトでランチセットを頼んでいたので、ワンドリンク付きで乾杯。
焼き魚と季節の野菜の炊き合わせが中心の美しいお膳を頂きました。
どれも上品な味ですが出汁がしっかり効いていておいしい。
がんもどきもふっくら、焼き物の魚は身がしまっていて味が良くしみていています。
ごはんにかけるじゃこもいいアクセント。
案内された座席は窓側だったので、大きな窓からは鎌倉の景色。
ゆっくりと春らしさを感じる木々を見ながら美しい日本料理をいただき、鎌倉らしいお昼の時間を楽しむことができました。
茶寮風花でほっこり
北鎌倉のメインストリートにはたくさんのカフェが点在していましたが、明月院の手前にある可愛らしいお茶屋さんではゆっくりとお茶を楽しむことができました。
山の中のお茶屋さんのようで趣があってかわいらしい。
店内に入ると小さなかわいいうさぎの置物がたくさん。
メニューを見てみると、セイロで提供される蒸したてのうさぎまんじゅうがドリンクとセットでお品書きが並んでいます。
普段抹茶を飲むことがないので、この機会にお抹茶とうさぎまんじゅうのセットを選択。
静かでゆっくりとした時間のなかで友人とあれこれおしゃべりしながらお茶セットを待っている時間がほっと落ち着く居心地の良い空間。
お待ちかねのお抹茶セットは上品でかわいらしい!
熱々ほかほかのうさぎまんじゅうは、中にさらりと栗あんがはいっています。
甘すぎずふかふかの生地にぴったり。抹茶によく合います。
貝の器には一口サイズのきなこのお団子がうれしい。
素朴な甘みで疲れがふっと抜けるよう。
喫茶店やレストランなどでは、回転数を気にしてなんとなく急かされるお店もあるけれど、こちらのお店はのんびり、ゆったり楽しむことができました。
北鎌倉の散策で最後に・・・
大きくて有名な鎌倉駅から一駅離れた北鎌倉。
一駅だけど、鎌倉駅とはまたちょっと違った趣のエリア。
のんびりと気ままに歩いてみると季節を感じたり、おいしいものに出会えたり散歩が楽しい場所です。
ひとつ気になることと言えば、電車移動では、JR横須賀線がメインで天候が悪い時などちょっと遅延になりがち・・・。
私鉄にルート変更しようにもなかなか良い代替便がないので、天候次第では時間の余裕をもって散策した方がよさそうです。
それでも、日本の四季を身近に感じることができるステキな場所。ちょっとした休日にいかがでしょう。
紹介した場所
◆円覚寺
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内409
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅下車徒歩1分
◆明月院
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩約10分
◆建長寺
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内8
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅よりバス5分。または北鎌倉駅より徒歩で約15分。
◆鉢の木新館
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内350
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩で約5分
◆茶寮風花
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内291
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅より徒歩約10分
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