台湾 屋台の風景

コロナ規制が緩和されて、ようやく待ちに待った海外旅行。
予想よりも長く海外旅行に行くことができず、行けるようになったらどこへ行こうかあれこれ想像していた日々。

コロナ明けは日本から行きやすい台湾に渡航するぞと決めてから、この度ようやく出発することができました。

成田空港に着いたときは、空港特有のアナウンス音「ポロロロン・・・」と軽やかな音に海外旅行が復活したことを実感し、今までよりも成田空港が新鮮に見えました。

また、成田から台北までは約3時間半のフライト。
機内食を食べて映画を見ているうちにあっという間に到着。

台北は過去に旅行したことがあったけれどだいぶ昔の記憶のため、どこに行っても新鮮。

しかも気になる町やお店、ローカルフードなど魅力的なものがたくさんあり、見どころいっぱい。あっというまに時間が過ぎていく感覚でした。

成田空港出発ターミナル
出発前の成田空港
台北 中山駅周辺
台北 中山駅周辺

台北の永康街を歩いてみる

ニッコーホテルの朝食会場にて
ロイヤルニッコータイペイ

今回利用したホテルはロイヤルニッコータイペイ。

台北の繁華街にある中山駅が最寄りのデラックスホテル。

とにかく立地が良いのとホテルの口コミ評価が高かったので選択したホテル。実際に利用してみるとホテル内では日本語が通じて、スタッフの対応が親切。
部屋も使い勝手が良くて、シャワーの出も良いという優秀なホテルでした。

滞在中は快適に過ごし、朝食は毎回種類が豊富なブッフェ。お皿に好きなものを好きなだけ取り分けて、パワーチャージしてから観光をしていました。

ホテルの朝食ブッフェ。メインは中華麺にした朝
ホテルの朝食ブッフェから

今回目指すのは、地下鉄MRT東門駅から近くの永康街(ヨンカンジエ)。

そんなに大きな規模ではないですが、個性的でおしゃれなショップが並び、人気のグルメなど話題になるお店がたくさん集まる場所。観光客だけでなく地元の方もたくさん訪れる人気のエリア。
台北の町歩きをするならば押さえておきたいエリアです。

MRTを利用して永康街への行き方は?

MRT中山駅の構内

台北街歩きをするなら、電車のMRTを利用するのが大変便利。
永康街もMRTを利用すれば簡単に行くことができます。

永康街の最寄り駅は東門駅。
東門駅は淡水信儀線 と中和新蘆線が乗り入れています。

今回宿泊していたホテルの最寄り駅、MRT中山駅から出発した場合は、淡水信儀線の象山方面に乗車して、下記の路線で東門駅に到着しました。

【淡水信儀線:象山方面】

◆中山駅 → 台北車站 → 台大醫院 → 中正記念堂 → 東門駅

台湾の先住民族のデザインが集まった粋なショップ

台湾の先住民族のデザインを使ったショップLIMA

永康街のエリアに到着して、お土産探しに町をぶらぶら。

アジアンテイストのデザインをポップに取り入れたおしゃれな雑貨屋さんがたくさん。

そのなかで個性的だけどセンスの良い品のあるショップを見つけました。

先住民族のセレクトショップLIMA。

民芸品や昔ながらの土産物屋というイメージを払拭した雑貨の数々は、それぞれの民族のシンボルマークやデザインを元に、粋で品がある物をそろえています。

LIMA 店内の様子

オリジナルのTシャツやベストなどの洋服、アクセサリー、食器や小物に至るまで色の使い方やモチーフのかわいらしさを引き出した他では見られない個性が光っています。

スタッフのかたも丁寧で感じよく落ち着いた接客なので、こちらも安心して店内を眺めることができました。

センスの良い品ぞろえ

欲しい物がたくさん・かわいい雑貨に囲まれた店内

お店の入口からかわいい装飾で、観光客で賑わっていたお店、来好(ライハオ)。

台湾らしいモチーフを使った小物が店内に所狭しとびっしりと並んでいました。

地下と1Fで構成されていお店で、台湾のそれぞれの町の特徴をモチーフにしたグラス、愛らしい花柄の茶筒のお茶、ポップな絵葉書、カラフルな客家花布を使った小物など、どれもまとめ買いしたくなるかわいい雑貨。

かわいい雑貨が並ぶ

台湾土産の定番、パイナップルケーキやヌガーなどのお菓子類も陳列されていて、どれも来好のかわいいデザインで友人へのお土産にも喜ばれそう。

パイナップルケーキやヌガーなどのお菓子は試食もできるので、どんな味のフレーバーか試してから購入できました。

お土産選びが楽しい品ぞろえ

台湾をモチーフにしたグラス

白くておしゃれな外観。ほっこりカワイイ雑貨店

来好の近くに、これまた気になる外観のお店を発見。
白が基調の外観と緑の観葉植物の植木の配置はなかなかのハイセンスな店構え。

店内に若い女性が行き来する姿が見えて、人気のショップとわかるBAO GIFT。

BAOGIFT 店の前

こちらのお店も客家花布を使った小物や、台湾ならではのモチーフを使った雑貨が多く、お土産探しにちょうど良いお店。

まとめ買いしたら1個サービス、という具合にお得な商品もありました。

マスキングテープやクリアファイルなどの文房具の小物類もあり、こちらも思わず財布のひもが緩くなりそうなかわいい物がいっぱい。
商品には日本語で書かれたポップが表示してあるので分かりやすく、探しやすい。

友人のお土産など喜ばれそう


永康街にはかわいらしくてポップな小物がたくさん揃っているお店が多く、思わず店内を除きたくなり、寄り道が多くなるスポット。

うっかりすると、クレジットカードの引き落としが恐ろしいことになりそうなので、買いすぎにはご注意を。

淡水の川沿いエリアは夕暮れがおすすめ

淡水といえば夕日が名所と言われる風光明媚な町。

夕方には淡水に行ってみたいなと計画していたのですが、この日は朝から小雨模様。

午後になると晴れてきたので川沿いの町淡水に行ってみることにしました。
厚い雲に覆われた曇り空。
夕日が見れる確率は低いけれど、わずかな可能性に期待を込めて出発!

淡水 標識

淡水はどんな町?台北からの行き方は?

台北を流れる淡水河に開けた町、淡水は17世紀ごろからスペイン、オランダなどヨーロッパの国々の影響を受けて異国情緒あふれる港町。

川沿いには屋台やショップが並び、夕方になると地元の方や観光客がのんびりと散策を楽しむ憩いの場になっています。

淡水河の景色

台北から淡水までMRTで行くには、MRT淡水信儀線で終点の淡水駅まで約40分の電車の旅。
行き方は簡単ですが、1つだけ注意が必要。

MRT淡水信儀線で淡水方面に乗車すると、淡水行きの電車のほかに北投行きの電車があります。北投行きの電車は淡水まで行かないので、北投駅で乗り換えが必要になります。
電車に乗車するときは淡水行きの電車か表示を確認してから乗りましょう。

実は今回うっかり北投行きの電車に乗ってしまい、北投駅で乗り換えることに。

北東駅で下車して淡水行きに乗り換えるにはホームも移動しなければならなかったので、地味にめんどう。淡水行きの電車に乗ることをオススメです。

夕暮れ時のマジックアワーは川沿いのカフェで

淡水駅を降りて川沿いに歩いて行くと、観光客や涼みに来た人、犬の散歩の人たちなどで予想より賑わっています。

淡水の遊歩道

川沿いの道は広く、美味しそうな海鮮を焼いている屋台や、スイーツの店など楽しそうなお店が並んでいます。

ショップや屋台が並ぶ

また、川沿いの夕日が見れそうな良い場所にスターバックス。

カフェでゆっくりくつろぎながら景色をみているお客さんでいっぱい。
なぜかその店の前でカラオケを披露するおばさんがいて、なんだか落ち着かない。

その先をもう少し進んで行くと、川沿いの景色を満喫できそうな、おしゃれなお店がでてきました。

ゴージャスな入り口のレストラン

お店の入口も豪華な構えだった、水湾 Bali景観餐廳 榕堤店(Water Front)。

カフェ利用だけでも大丈夫かなと、お店の前のメニューを拝見。

カフェの種類もいろいろあり、1杯約1000円くらいの予算で利用できそう。
料理のメニューはインドネシア料理やステーキや洋食などの他、ケーキなどのスイーツもあり、バリ風のレストランといった感じのお店。

少し高めのカフェになりますが、ここでゆっくりと夕暮れの景色を鑑賞しようと考えて入店。

広い店内は川沿いにテーブル席が並ぶ


店内は豪華で広い。窓辺に沿ってソファがけのテーブル席が並んでいます。
幸い、窓側の席を案内されたので、ここでゆっくりと日が落ちるのを待つことにしました。

やはり朝から曇りがちで雨も降っていた日だったので、真っ赤な夕日は出てきませんでした。
ただし、日が落ちるとともに何とも言えないきれいなブルーの空と川の色。

マジックアワーの青い景色
マジックアワーの青い景色
淡水の青い景色


完全に陽が落ちるまでの短い時間帯ですが、外の景色が一面クリアなブルーに染まるのは、まさにマジックアワー。

このマジックアワーはそっと静かに訪れて、気が付くと完全に陽が沈み、夜の景色に変わっていました。

店内でコーヒーとキャラメルマキアート

帰りは川沿いの道を対岸の夜景を見ながら駅に向かいます。

対岸は山の陰をバックに色とりどりの瞬く光が見えます。
光の多さに対岸はどんな町なんだろうと、行ってみたくなりました。

夜景が幻想的な淡水

暗闇に浮かんで見える淡水駅。
台湾のどこかのお城の様な優雅な外観。にぎやかだった川沿いの遊歩道は夜景の町が、瞬いている時間には静かになっていました。

淡水駅
夜の淡水駅

評判の台湾グルメを堪能したお店

台北に戻って台湾料理を満喫したいと選択したお店は、MRT中山駅からすぐ近くの三越デパートの8Fにある欣葉(シイイエ)台菜南西店。

台湾料理の老舗で気取らずに利用できて本格的な台湾料理が楽しめると人気のお店。
店内は白を基調とした明るいインテリアで広いフロアにたくさんのテーブル席。

日本語がわかるスタッフのかたが手際よく注文を確認していきます。

カキのオムレツ

最初に登場したのはカキのオムレツ。
小ぶりなカキがぎっしりと入ったオムレツは特製のタレをかけていただきます。

カキは全くクセが無く、ぷりぷりした食感。
特製のタレとの相性もぴったりの料理。台湾の旅で一番印象に残った料理でした。

このほかホタテと冬瓜の煮物、エビと野菜の炒めやからすみチャーハンが到着。

冬瓜とホタテ貝柱の煮込み

海老と野菜の炒め

どれも海鮮の旨味がしっかり引き出された料理。おしゃべりを中断して料理に集中したいほどおいしい。

からすみチャーハンは、粉末状のからすみがまぶされているのかと思っていたら、サイコロ状にカットされたからすみがゴロゴロとはいっている贅沢なチャーハン。

からすみをしっかり味わえる一品でした。

からすみチャーハン

台湾の町歩きまとめ

BAOGIFT 外観

今回記録した町は台湾の中でもほんの一部。
このほかにも気になる通りや街並み、魅力的なカフェやレストランなどたくさんあり、一度では紹介しきれない散策が楽しいポイントがたくさんありました。

旅行者として最低限の警戒と注意は必要ですが、今回訪れた町は治安が良くて、コロナ後の海外旅行復活を計画しているかたにはおすすめの旅行先かなと思います。

MRTを利用しているときに、途中の停車駅で気になる場所を見つけて、後日ネットで調べてみると面白そうな場所だった、という所がいくつかあったので、旅行する前よりもさらに台北が気になってきました。

台北だけでも気になる町がたくさんあり、きっと何度も訪れても新しい発見がありそうです。

淡水の川沿いで

紹介した場所

LIMA

LIMA

住所:106台北市大安区永康街2巷5号

交通:MRT東門駅より約3分ほど

来好(ライハオ)
住所:台北市永康街6巷11号
交通:MRT東門駅5番出口より約2分ほど

BAO GIFT
住所:台北市永康街6巷3號
交通:MRT東門駅5番出口より約2分ほど

水湾 Bali景観餐廳 榕堤店(Water Front)
住所:新北市淡水区中正路229-9号
交通:MRT淡水駅より徒歩で約15分ほど

欣葉(シンイェ)台菜南西店
住所:台北市南京西路12号 新光三越台北南西店1館8F
交通:MRT中山駅より徒歩ですぐ。デパート新光三越台北南西1館の8F

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