麻布十番といえば六本木のすぐ近くで東京の中心地。

たくさんのオフィスや各国の大使館も多い土地柄でビジネスマンが行き交い、国際色が豊かなイメージですが、老舗の名店や話題のおいしいお店などグルメで楽しめる場所も豊富。

麻布十番商店街を歩いてみると、気さくで下町の雰囲気もあり、小さなエリアの中にいくつも気になるお店が点在しているので、散策が楽しい街でもあります。

ちょっとした麻布十番のお土産でかわいいスイーツや楽しいお菓子を家族に、友人にと気軽に購入できる楽しさもあるので、麻布十番のおいしい散策に行ってきました。

麻布十番駅からすぐ近く!韓国食堂でランチ

麻布十番駅の2番出口をでるとすぐに見えてくる、韓国料理のお店「純豆腐 田舎家」。

スンドゥブが本格的でおいしいと評判を聞いてランチをしてみたかったお店。

まずは韓国料理のランチでしっかりパワーチャージをしてから散策しようと決めました。

店内に入ると広めで開放的なつくり。
韓国領事館が近いせいか、聞こえてくるお客さんの会話の様子で韓国のかたが多い様子。

家庭的な雰囲気も混ざって、韓国の食堂にふらりと立ち寄ったような気分になりました。

店内の様子
店内の様子

メニューを見るとスンドゥブの種類がいろいろあり、海鮮スンドゥブ、チーズが乗ったもの、辛くない白いスープのソウルスンドゥブなどなど・・・

料理はスンドゥブ以外にもいろいろあるので、グループで来店してみんなでシェアして食べたら楽しそう。

いろいろ気になったのですが、最初はやはり定番のスンドゥブを体験しなくてはと思い、スンドゥブと小鉢3つ、雑穀米のセット(1000円)をいただきました。

熱々のスンドゥブと小鉢3点と五穀米のセットランチ

しばらくすると、もうもうと湯気がでて、まだ熱々のスンドゥブが登場しました。

猫舌なので、様子を見ながらスープをいただきます。

辛味のなかにふんわりと野菜の甘み。まだぐつぐつと煮えている中身を覗くと豆腐と一緒にえのきやたまねぎ、たまご、あさりなどがしっかり入っています。

風味豊かな五穀米と一緒に頬張ると一気に食欲が進みました。

小鉢のおかずは茄子の煮物、もやしナムル、キムチの3点。
スンドゥブで辛くなってきたら小鉢のおかずでクールダウン。
このおかず3品が、しっかりめの味つけなので、五穀米とよく合いました。

麻布商店街で老舗のお煎餅を

お腹がいっぱいになったところで、麻布十番商店街に向かいます。
都営地下鉄大江戸線7番出口前の信号を渡ってすぐの通り沿いに「たぬき煎餅」の看板が見えます。

お店の前にはタヌキの置物が堂々と登場。なかなかのインパクトのたぬき煎餅、気になったので入ってみました。

お店の前にはタヌキがお出迎え

店内には種類豊富なおせんべいやあられが陳列されています。
よくみると、そのおせんべいもタヌキの形!!

子だぬきから大タヌキまで、おせんべいの大きさや味によって店内はお店の名前通りたぬき煎餅でいっぱい!かわいい!


お店のホームページを確認すると昭和3年に浅草の柳橋で創業し、東京大空襲で麻布十番に移転されたそうです。

大変歴史のあるお煎餅屋さんで、しかも宮内庁御用達のお店でした。
宮内庁でもこちらのタヌキたちは親しまれていたんですね。

種類豊富なおせんべい。食べ比べしやすい小袋と価格

味の種類が豊富で、しかも食べ比べしやすい小袋タイプの物もあるので、お土産にちょうど良い。いくつか気になる味の小袋を選ぼうと真剣にタヌキ煎餅を見つめていました。

わさび味や黒コショウ味など、おやつ以外にもビールのおつまみになりそうなものから、チーズを挟んだもの、5種類ほどの風味の異なるおかきを1袋にまとめたもの、バリっとかじりつく大きいサイズの醤油味などなど、、、気になるものがいっぱい。

また、ご贈答品になりような箱入りや詰め合わせまであり、ふだんのおやつから贈り物まで用途はたくさんありそうでした。

今回購入したのは、わさび味と黒コショウ味。チーズを挟んだせんべい「たぬ吉」。
たぬ吉はカレー味、たまご味、のり味、かつお味などがアソートになった袋でした。

それぞれの味がしっかり際立っていて、せんべいのサクッとした歯ごたえも軽くてほんとにおいしい。

お酒好きのひとにも、お菓子好きなひとにもみんなで楽しめるおせんべいです。

様々なおかきが並ぶ


フランス・ノルマンディー地方の美しいお菓子

麻布十番を散策することを決めてから、必ず立ち寄ろうと決めていたスイーツのお店「パティスリー ル・ポミエ」。

オレンジが美しいル・ポミエの外観
思わず立ち寄りたくなるカワイイお店

麻布十番駅から徒歩で約7分ほど、雑式通り沿いにあるオレンジ色の外壁が印象的な、かわいらしいケーキ屋さん。

以前に、こちらのリンゴ型のチョコーレートを食べてから、一気にファンになってしまったので、近くに行く予定があると何度か利用させていただいていました。

お店のホームページを確認すると、シェフはフランス・ノルマンディー地方のかたで、フランス伝統菓子を素材からこだわり、提供されているそうです。

かわいい店内にはイートインコーナーあり

お店の中は暖かい雰囲気とかわいらしさがミックスされたかわいいお店。
小さいスペースですが、イートインできるようにテーブル席もありました。

今回、イートインスペースでは外国のかたが利用されていたり、待ち合わせにケーキを食べながら利用されている姿が見えました。

ケーキや焼き菓子はもちろんですが、センスの良い店内のつくりも気分が上がってきました。
美しいお菓子の数々を見ながら、お店の様子も楽しみます。

ショーケースの中のケーキはきらきら輝き、色とりどりでみんなかわいらしい!
この中から1つを選び出すのは迷ってしまうのでじっくり選ぶ時間が必要です。

美しいケーキ

また、ラスクがおいてあるコーナーがあり、バゲットは「ビゴの店」から仕入れいているとのこと。おお!ビゴの店はフランスのパンや伝統菓子の老舗!

ビゴの店のバゲットをこちらのお店でラスクにしているなら、もう間違いないでしょう。

ビゴの店とコラボしたラスク

いろいろ悩みつつ、焼き菓子に注目しました。

いちごのダコワーズ、レモンのシトロン、ピスタチオのマドレーヌ、サブレブルトン・サレ(塩とバターのクッキー)を選択。

素材を活かした焼き菓子は色彩も色とりどりで美しい。

このかわいらしく風味豊かなフランス菓子は、食後のおやつのにはもちろん、友人のお土産としても間違いない。かわいいお菓子の前で、ぱっと笑顔でほころぶ親しい仲間の顔が思い浮かびました。

焼き菓子いろいろ

ミラノで生まれたおいしいジェラート

麻布十番でスイーツを選ぶならもう1件、行きたいところがありました。
ミラノが本店の華やかで風味豊かなジェラート「ジェラテリア マルゲラ」。

数年前に知人に「おいしいジェラートならココに行ってみて」とオススメされたのがきっかけで、こちらでノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)のジェラートを食べた時のおいしさが忘れられず、立ち寄りました。

明るくさわやかな雰囲気のジェラテリア・マルゲラ

店内は白を基調とした明るい雰囲気で、座席がカウンター形式の椅子と、2席ほどですが、テーブル席が設置してあり、混みあっていなければ店内でおちついて食べることができます。

天気の良い日で、テラス席があいていたなら外で食べるのも気持ちが良いかもしれません。

いろんなフレーバーのジェラート

ジェラートのショーケースを覗くと種類豊富なフレーバーが並び、いろいろ悩みます。

前回でおいしさを知ったノッチョーラにするか、見るからにおいしそうなピスタチオか・・・

フレッシュなフルーツ系のフラゴラ(いちご)やマンゴーにも惹かれたのですが、今の季節にぴったりなピオーネ(ぶどう)をピッコロサイズ(¥840)でいただきました。

ピオーネはジェラートの中に、皮まで丸ごとのぶどうが細かく混ざっていて風味豊か。
ぶどうの味がフレッシュにしっかり伝わってきます。

ピオーネ(ぶどう)フレーバーのジェラート

サイズはピッコロ(小)にしましたが、食べてみるとけっこう量があるので、しっかりと満足感がありました。

ジェラートの持ち帰りやウーバーイーツあり

フレッシュな味覚のピオーネのジェラートを食べていると、時折ウーバーイーツのドライバーさんとスタッフのかたが対応していました。デリバリーがあるんですね。

また、持ち帰り用にジェラートのショーケースの中から好きなフレーバーをを選択することが可能。持ち帰り用は2種類のカップのサイズが用意されていました。

1つは小さいカップのピッコロサイズ。1種類のフレーバーのみ選択。
もう1つはピッコロの1.5倍の大きさで2種類のフレーバーを選択可能。

有料になりますが、ドライアイスの保冷剤で梱包が可能なので、スタッフの方と持ち歩き時間などを相談しながら梱包してもらえれば、自宅で楽しむことができます。

他にも、手土産用として、ビスコッティというビスケットにジェラートを挟んだものや、ドポチェーナという小ぶりなパフェのようなジェラートもあったので、差し入れやお土産用に良さそうな品もありました。

ちなみに、持ち帰りを予定している場合は、保冷バックを事前に用意しておくと、より安全に持ち運びができます。
そして、お店は散策の一番最後に立ち寄って、購入後はすぐに帰宅して冷凍保存ですね。

フルーツのおいしさが直に伝わり、濃い味のジェラートはあと引くおいしさ。

次回はどんなフレーバーを選ぼうか、スマホの中のカレンダーや予定表を見ながら、再訪を密かに考えつつジェラートを食べ進めました。

麻布十番はおいしい発見がいっぱい

先日、神楽坂を散策した時もフランスの雰囲気が残るお店に焦点を絞って歩いてみたのですが、外国の本場の味が楽しめるお店がたくさんありました。

麻布十番も、そんなに広いエリアではないところに、味は本格的でお店の雰囲気は旅行したみたいなステキなお店がたくさんあるので、新しい発見がいろいろ見つかります。

東京の街歩きでテーマを決めて、たとえば「都内のおいしいスイーツめぐり」など目標にしてみて歩いてみたら、旅行気分で楽しく散策できるかもしれません。

《フランスをテーマに神楽坂を散策したときの記録はこちら↓↓》
神楽坂でフランスらしさを体験!おいしいランチやかわいいお店を散策

★紹介した場所

純豆腐 田舎家

住所:東京都港区麻布十番4-4-1 1F
交通:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ南北線 麻布十番駅2番出口からすぐ

たぬき煎餅 本店

住所:〒106-0045 東京都港区麻布十番1丁目9番13号
交通:都営大江戸線「麻布十番」駅 7番出口より 徒歩1分
東京メトロ「麻布十番」駅 4番出口より 徒歩3分

パティスリー ル・ポミエ 麻布十番店

住所:〒106-0045東京都港区麻布十番3丁目9-2
交通:東京メトロ南北線・都営大江戸線、麻布十番駅1番出口から徒歩約6分

ジェラテリア マルゲラ 麻布十番店

住所:東京都港区麻布十番2-5-1 1F
交通:東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線 麻布十番駅4番出口から徒歩約4分

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