神楽坂はフランス関連の学校があり、石畳の路地には異国情緒あふれるお店が点在し、「プチパリ」と呼ばれるようなおしゃれな街。

またそれと同じくらい料亭や歴史ある日本料理のお店も並び、純和風の趣のある路地もあり、小さなエリアにいろんな顔を持つ街は、散策するたびに新しい発見があります。

今回は神楽坂を散策して見つけた、フランスらしさがあるようなスポットを集めてみました。

神楽坂の路地裏に隠れ家のようなケーキ屋さん

飯田橋駅から庾嶺坂(ゆれいざか)を上がる途中、わき道にひっそりと佇むケーキ屋さん。
「ル・コワンヴェール パトリック ルメル」

小道にひっそりと、隠れ家的な立地におしゃれなお店がポツンとあるのもなんだかフランス的だなあと感じます。思いっきり個人的なイメージですが・・・

ル・コワンヴェール パトリック・ルメル

さて、お店の情報を確認すると、店名のル・コワンヴェールは、フランス語で「緑の片隅」という意味があるそうです。外観はイメージ通り。

お店情報を確認してみると、以前はホテルの一部として営業されていたそうですが、そのホテルは無くなってしまい、現在はこちらのケーキのお店のみ残った様子。

パティシエは、名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」で以前に主任シェフだったかた。

中はどんなお店か期待が膨らみながら扉を開けると、中も素敵。

小さな店内は趣味の良い内装と、きらびやかなケーキのほか、パンや焼き菓子などが並んで、どれも1つづつ試したくなってしまいます。

アクセサリーを選ぶかのようにじっくりとショーケースを見ながら悩みます。

かわいらしいプティ・ガトー

個人的には焼き菓子や素朴な田舎風のお菓子が好きなので、ファーブルトン(ブルターニュ地方のお菓子)とDiamant(バニラクッキー)、フロランタン・フランボワーズのクッキー2種を選択しました。

きらきらかわいいケーキは友人の家に手土産として持っていったら喜ばれそう!

クッキーの棚もおしゃれ

お土産にしたファーブルトンはブルターニュ地方の伝統菓子。
固めのプリンのようなスイーツで、もっちりした食感。

こちらのお店では中にプルーンが入ったものとリンゴが入ったタイプの2種類があります。
今回はプルーンを選択。

プリンのような甘い卵の香りと、まろやかでもっちりした食感にさやわかなプルーンが良いアクセントでした。

フロランタンフランボワーズとバニラクッキー
フロランタン・フランボワーズとバニラクッキー

本当はクロワッサンやケーキも試してみたかったのですが、一度に食べきるのは難しいので、パンとケーキは再訪した時のお楽しみにしました。

ル・コワンヴェール パトリック・ルメル(Le Coin Vert PATRICK LEMESLE)
住所:東京都新宿区神楽坂2-20-14

石畳の路地の先にはフランスらしいランチのお店

神楽坂の路地裏はおしゃれなお店が見つかる!

飯田橋駅からメインストリートの神楽坂通りを進み、毘沙門天 善國寺の向かいあたりに横道に入る細くて小さな路地があります。

その小さな脇道を進むと、まるでパリの街角みたいな、かわいらしいお店が出てきます。

この路地裏で気になるお店を発見したのは、前回神楽坂の散策をしたときの体験で、その時はお店のチェックだけして中には入らなかったので、今回はここでランチをしようと午前中から活動していました。

そば粉のクレープ「ガレット」専門店

前回の散策のときから気になっていたお店「ル・ブルターニュ」。

お店のホームページを確認すると、ブルターニュ地方の伝統料理を提供しているお店で、今年で25年間営業している老舗でした。

伝統料理というのは、そば粉のクレープ、ガレット専門店。
日本で本格的なガレットが食べられるところはなかなか見つからないので、どんなランチになるか楽しみにしていました。

前回の神楽坂散策についてはこちら↓↓
【東京・散策】神楽坂のカフェテラスでリゾート体験と横丁探検

郷土料理ガレットは神楽坂ランチで旅行気分に

11:30オープンの時間に合わせてお店に向かうと、幸いまだ混みあっていない状況だったので安心して入店しました。

店内は木目調で落ち着いた雰囲気。
クレープのイメージだと軽食やデザートといったイメージですが、こちらの店内は、しっかり食事をする場所という雰囲気がでています。

スタッフのかたが黒板に記載の「本日のおすすめセット」やランチセットメニューなどを運んでくれたので、あれこれ見ながら考えていると、気が付けば座席はあっという間に埋まっていきました。

オープン時間に合わせて入店して正解・・・!

選択したのはガレットクラシックとサラダのランチセット(¥1650)。
季節のサラダと選べるドリンクが付いてくるセットで、ガレットは「グランドメニュー」と書かれた中から好きなガレットを選びます。

今回は目玉焼き、ハムとチーズ、マッシュルーム、ポテトが入ったガレットを選択。
いろいろ具たくさん。いろんな香りや味が楽しめそうです。

初めにドリンクと季節のサラダが到着しました。
サラダは色とりどりの鮮やかなサラダ。コーンがしっかり甘くておいしい!

ドリンクはアイスカフェオレで。シードルも気になったのですが、これからまだまだ歩くことを考えて、次回友人や家族と来た時までのお楽しみにしました。

そば粉のクレープ、ガレット

メインのガレット。
ドーンと大きい。半熟の卵がが食欲をそそります。

スタッフさんより、「ガレットにサラダを乗せて食べてもおいしい」とオススメされたので、サラダ乗せもやってみました。

ガレットに季節のサラダを乗せて食べてもよく合います


チーズのとろけ具合やハムのしょっぱさがそば粉のクレープとよく合います。
クレープを切り開いていくと、中からマッシュルームの良い香りが・・・。さらに食欲を増進させます。

中から皮つきポテトも出てきて、程よいしっとり食感で、具だくさんのガレットは食べ応えありました。

クレープが「軽食」というイメージは吹き飛び、そば粉のガレットは一皿でいろんな具材を楽しめる立派なランチプレート。

お店の雰囲気は、見た目がおしゃれなだけでなく、スタッフの方も感じよく、気持ちよく食事をすることができました。

お店の正面


ル・ブルターニュ 神楽坂店
住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4丁目2
交通:JR 総武線・中央線 飯田橋駅 徒歩約6分
東京メトロ 東西線 神楽坂駅 徒歩約6分
都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩約4分

ガレットランチのあとは、となりのフランス食材店へ

フランスらしい本格的なガレットのお店に隣接する形でお店が並ぶ、食材や雑貨のお店、lepicerie 神楽坂(れぴすりー かぐらさか)。

小さな店内には気になる雑貨がおしゃれにディスプレイされていて、路地裏にあるお店とは思えないほど洗練された雰囲気。

lepicerie 神楽坂

ここは東京?海外のお土産店のような店内

棚の上にはクッキーやシードル、イチジクやいちごなどのフルーツのコンフィチュールなどがびっしり並んでいて、思わずいろいろ買ってしまいたくなるかわいさ。

11:00からの営業で、隣のル・ブルターニュの営業時間より早い時間でオープンしています。
ランチをする前にちょっとお土産でも購入する時間でも使えそう。

所狭しとジャムやキャラメルの瓶が並ぶ

缶入りのクッキーはカワイイけど値段もそれなりにするなあ、と思っていると、缶無しで、小量のお試しサイズのクッキーも並んでいるので、財布のひもが緩んでしまう!

また、キャラメルの瓶は塩キャラメルやショウガ入りなど、試してみたくなるラインナップ。
さりげなく「試食できます」の表示もありました。

きっとガレットやパン、アイスにのせて食べたら間違いなくおいしいだろうな・・・。

絵になる店内はいろいろ見て回るだけでも楽しいので、この雰囲気も海外のお土産屋さんに入ったみたいな気持ちになります。

lepicerie 神楽坂 店内

lepicerie 神楽坂

住所:東京都新宿区神楽坂4-2 (ル・ブルターニュとなり)
交通:JR 総武線・中央線 飯田橋駅 徒歩約6分
東京メトロ 東西線 神楽坂駅 徒歩約6分
都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 徒歩約4分

かわいい小道の奥にかわいらしいジェラートの店

神楽坂通りの毘沙門天善國寺の前を通り過ぎて、神楽坂上の信号を通過したら1本目の路地を進んでいくと、かわいらしい小道が出てきました。

ちいさなお店が並んでいるこのスポットは、絵本の中にでてきそうな雰囲気。

かわいらい小道

このカワイイ小道のい奥にこれまた絵になる赤いドアのお店が出てきます。
こちらが今回の目的地「ジェラテリア テオブロマ」。

ジェラテリア テオブロマ
赤い扉が海外のお店みたい

口コミで評価の高いジェラートのお店だったので来てみたかったお店ですが、こんなにかわいらしいお店だったとは!

通常ジェラートのお店は中でゆっくり食べるスペースがなく、外で急いで食べることが多い中、店内でカフェ利用ができるお店。

幸い、まだお店の中は空いていたので、イートインすることにしました。

今回オーダーしたのはジェラート スパイラル(¥858)というもの。
ジェラート1種類を選択したのち、いろいろトッピングをつけて自分オリジナルのジェラートを作るという想像力豊かにするジェラート。

さて、一体どんな味のジェラートができるでしょうか。

魅惑のジェラートのショーケース

オリジナルのジェラート!スパイラルの注文方法は?

①まずジェラートを1つ選びます。
②ジェラートのトッピングを2種選びます。
③ジェラートの中に入れるトッピング(ナッツかチョコチップ)を選びます。

今回私はピスタチオのジェラートを選択。
トッピング2種はキャラメルチップとブルーベリーソースを選択。
最後にチョコチップを選んで出来上がるジェラートを待ちました。

そして運ばれてきたジェラートがこちら ↓

スパイラル! オリジナルジェラート

ピスタチオはまろやかなおいしさ。三角のパイ生地がサクサクでジェラートにぴったり。
ジェラートの中に混ざったトッピングとジェラートの上に散らされたトッピングの食感がそれぞれおもしろく、オリジナルジェラートはなかなかの出来栄え。

出てくるまで、どんなものが登場するのか全く想像ができませんでしたが、とりあえず美味しくて楽しい。
かわいい店内にぴったりのスイーツでした。

お店の外観

ジェラテリア テオブロマ
住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6丁目8 BORGOOojime
交通:東京メトロ 東西線 神楽坂駅より徒歩約5分

神楽坂はまだまだ人気カフェや名店がいっぱい

今回フランスらしさがあるかわいいお店を中心にまわってみたのですが、神楽坂には魅力的なお店がまだまだたくさんあります。

今回散策中に見かけた小さな路地は他にもあり、まだ開拓していないのですが、外国みたいにパラソルを並べたテラスがあったり、石畳の小道に趣のある和風のお店が並んでいたり・・・。

またテーマを決めて散策すると、旅をしているような気持ちで歩くことができそうです。

小さな路地裏を歩けば、また新しい発見があるので、神楽坂の路地裏探検はきそうです。

【広告】

インターネットでレストラン情報を探してい Read more
少しづつ暖かくなり、梅の花の見頃が過ぎて Read more
2023年に東京都美術館で展示されたマテ Read more
2月に入って各地で梅の開花についてニュー Read more
ディープなアジア料理を堪能するなら高田馬 Read more
東京からちょっと電車に乗って遠足気分で行 Read more
蔵前は散歩をするたびに気になるカフェや雑 Read more
2023年の秋は例年よりずっと温かく、1 Read more
新大久保で思い浮かべるのは何でしょうか。 Read more