最近の蔵前は、どんどんステキなお店が増えています。
もともとは職人の町、問屋の町なので、単なる流行りの店があるだけでなく、本革やボタンなど素材を販売している店があったり、問屋価格でかわいくてお手頃な物があるなど、ぶらりと気ままな散歩の醍醐味が味わえる町。
以前に蔵前のカフェや雑貨屋さんについて紹介していたのですが、今回は蔵前さんぽ第2弾として、ステキなお店について綴っていきたいと思います。
前回は1人で散策した時のお店をまとめていたのですが、今回は夫や友人と巡ってきたところをまとめました。
前回の蔵前散策は第一弾はこちら↓↓
目次
蔵前散歩でおすすめスポット6選
もともと雑貨が好きで、雑貨めぐりにはまっていたので、週末になると食器や小物などの雑貨店が多い街へ出かけていました。
今の蔵前を散策していると雑貨好きな人のアンテナにヒットすると思われる場所がたくさんあるのではないでしょうか。
洗練されたフィッシュ&チップス店
蔵前の駅前の大通りから路地に入ったところにひっそりと佇むフィッシュ&チップスのお店。
外観から内装まで、めちゃくちゃおしゃれで海外のお店の様にスタイリッシュ。
それもそのはず、母体が輸入家具の会社でショールームを併設しているお店。
ランチはフィッシュ&チップス、クラムチャウダー、ドリンクのみですが、夜は料理の種類がもっと増えるそうです。
フィッシュ&チップスはS、M、Lの3種類のサイズがあり、Lサイズをテイクアウトでオーダーしました。
じゃがいもは厚切りでしっかり食べ応えのあるタイプ。
タラのフライはふんわりと軽くてホクホク。
サイズもドーンと大きく、ちゃんとLサイズ!
レモンをかけたり、ビネガーを試したりしながら完食しました。
ポテトもタラのフライも丁寧に調理されているので、本場イギリスのフィッシュ&チップスに負けないおいしさでした。
紹介した場所
◆カネジン フィッシュ&チップス
住所: 東京都台東区寿3丁目7-9
交通:都営地下鉄大江戸線 蔵前駅
徒歩約3分
かわいくて美味しい カフェ
カフェの外観から素敵だな~と思い、気になっていたBRUARY CAFE(フェブラリーカフェ)。
以前から人気で行列ができると話題になっていたのですが、今回は運よく空いている様子。
この機会は逃してはならない!ということで入店してみました。
店内に入るとレジがあり、注文してから座席を利用するスタイル。
夫は水出しコーヒー、私はプリン(650円)とアイスアメリカーノ(420円)をオーダー。
プリンは昔ながらの固めタイプ。絞り出したクリームの上にはサクランボがちょこんと乗った、レトロかわいいスタイル。
プリンは卵の味がする固めでむっちりな生地に苦めなカラメルがよく合います。
コーヒーは酸味とコクがちょうどよくて飲みやすい。
豆は100gと200gで販売されていました
また、1杯分のコーヒー豆(180円)も販売していたので、ちょっと試しにお買い上げ。
こちらのお店は浅草「パンのペリカン」で有名な食パンをつかったトーストやサンドウィッチがあるそうです。トーストにすると最強のパンですね。
こちらのお店の香り豊かなコーヒーと合わせたら間違いなくおいしいでしょう。
朝は8:30~営業していて、モーニングメニューもあるそうです。
たまに早起きしてステキなカフェでおいしいパンと丁寧に淹れられたコーヒーで始まる1日。
食後に川沿いを散歩するのも気持ちがよさそうですね。
紹介した場所
◆FEBRUARY CAFE(フェブラリーカフェ)
住所:東京都台東区駒形1丁目9-8
交通:都営地下鉄 大江戸線 蔵前駅
徒歩約5分
東京メトロ 銀座線 田原町駅 徒歩約5分
路地裏に風情ある梅干専門店
FEBRUARY CAFE(フェブラリーカフェ)のすぐ近くで見つけた風情ある建物。
マンションの1Fにあり、外観だけでは何のお店なのかわからず、一旦は通り過ぎたものの、やはり気になって、入店したお店。
梅干し専門店「梅林堂」。
木の枝に実ったまま完熟させて、しっかりと甘い香りと柔らかい果肉になった梅を合成保存料や着色料を使用しない安心の梅干し。
きれいに陳列されていたのは、それぞれ塩分の異なる梅干しの数々。
梅干しは好きなので、普段はスーパーで「お徳用!つぶれ、破れあり。増量!」という、質より量の梅干しを購入しているのですが、せっかく専門店に来たのだから、お試し用の少量サイズを2種類試してみることに。
塩分7%の「梅心」・・・梅干しが苦手な人も食べやすいお店人気の商品。まろやかでご飯のお供でも、そのままポンと口に入れてもおいしい。
塩分20%の「白干梅」・・・昔ながらの塩辛いタイプ。おにぎりやおべんとうに最適。少量でもご飯が進み、しっかりおかずになる梅干し。
また、見た目も涼やかな梅くずきりも一緒に購入。
猛暑が続く今の季節は、水分とこちらの梅干しで上手に体調管理をしていきたいものです。
丁寧に下処理された上品な梅干し。
シンプルに梅おむすびや、炊き立てのホカホカご飯にのせて食べたらとってもおいしい。
大事に大事にいただきました!
紹介した場所
◆梅林堂 駒形本店
住所:東京都台東区駒形1-6-12
交通:都営地下鉄蔵前駅 徒歩約6分
東京メトロ 浅草駅 徒歩約3分
隅田川沿いに佇む本格的なビストロ
休日に友人Mと蔵前散策を企画した時に、隅田川沿いのお店なら風情がありそう、と探したお店「トロワキュイ アサヌマ」。
ビルの3Fにあるレストランで、ビルの入口から階段を昇る途中に、かわいいオブジェや絵が飾ってあり、店内はどんな風か楽しみ。
友人が予約の時に「隅田川が見える座席」をリクエストしてくれて、川沿いのステキなロケーションの中、旬の食材を使った夏のランチコース(¥2,550)を頂くことができました。
ちなみに土日、祝日のランチはコースのみになります。
かわいらしい内装の店内は、この日の予約で満席で、12時をすぎたころに、あっという間に利用客で席が埋まっていきました。
★
白桃とブラータチーズのカプレーゼ
スズキの炙りカルパッチョ オレンジソース
とうもろこしのかき揚げ
穀物牛ハラミの炭火焼
ズワイガニの蟹味噌リゾット
本日のデザート(アールグレイのジェラートとレアチーズのようなムース)
パン
初めに出てきたのは「桃とブラータチーズのカプレーゼ」。
旬の桃とチーズがさやわかで相性ピッタリ。
生ハムがちょうどよいアクセントで食欲が増進されます。
その後、どのお皿も丁寧な造りですべて美味しかったのですが、特に最高だったのは、
「ズワイガニのカニ味噌リゾット」
もう、ほぼカニ!
濃厚なカニ味噌がリゾットにしっかり溶け込んで、カニの旨味しかありません!
久しぶりの友人との再会で話が尽きることなく、おしゃべりが続いていたのですが、このリゾットを食べて友人Mが一言。
「ちょっと待って。このリゾット1番おいしい・・・!」
おしゃべりが止まるほどの料理は、なかなか出会えないもの。
このあとのデザートもアールグレイのジェラートと、ふわっと口の中で溶けるレアチーズのムースは、食後の気分をさっぱりとさせて晴れやかな食事会となりました。
★★追記★★
後日、平日にランチで利用したところ、利用しやすい価格設定でランチが利用できました。
メニューはビストロランチ1000円、パスタランチ950円など。
開店時間の11:30頃に行くと席は空いていましたが、すぐに満席に・・・。
今回はビストロランチ1000円で、豚のグリル・サラダ・パン・お好きなドリンク1杯のセットでいただきました。
まずはサラダから。
マスタードのドレッシングが少し甘みも感じるおいしさ。レタスなどの葉野菜にぴったり。
豚のグリルはカラメル色に炒めたオニオンソースから甘みがでて、カリっと焼かれた豚肉との相性が良くとてもおいしい!!
お肉料理と一緒にモチモチ食感のパンが添えられてきました。
週末のごちそうランチも素敵ですが、お得な平日ランチもおすすめです。
紹介した場所
◆TROIS CUIT ASANUMA
(トロワキュイ アサヌマ)
住所:東京都 台東区 駒形 2-1-7MKビル3F
交通:都営大江戸線 蔵前駅 A7出口
徒歩約3分
都営浅草線 蔵前駅 A2/A4出口
徒歩約5分
蔵前で見つけたおしゃれなレザークラフトショップ
久しぶりにステキなランチを「トロワキュイ アサヌマ」で堪能したあとは、その付近で見つけたレザーのお店「KAWAMURA LEATHER」に入りました。
レザークラフトのお店だな、とは思っていたのですが、ガラス張りのお店から見える店内がなんともおしゃれ。
コースターやミニバッグなど、革製品の雑貨や様々はレザーがきれいに陳列されています。
その一角に「端切れ 革 1枚550円~」というボックスを見つけました。
端切れなので、何かの型をとったあとの余った革ですが、いろんな素材や色があり、アイディア次第でオリジナルの物が作れそう。
その中からひと際目をひいたローズカラーの革を見つけました。
裁断方法などを店員さんに確認すると、切れ味のよい、カッターナイフなら自宅でも切れるとのこと。
正方形に切ったら、それだけでおやれなマウスパッドになりそう!
友人Mは、いびつな形になっている端切れの中から、好みの色や風合いの物を選び出し、
「あえて裁断しないで、この上に花瓶をおいたらステキじゃない?」
と友人M。
「おおー!モデルルームにありそう。意識高い系の人みたいだ!」
などと言いながら盛り上がります。このような素材のお店はいろんなアイディアが浮かびます。うっかりすごい物を作れそうな気分になっていました。
紹介した場所
◆KAWAMURA LEATHR(カワムラレザー)
住所:東京都台東区駒形2-2-10ファンライフ駒形102号室
交通:都営地下鉄 大江戸線 蔵前駅A7出口 徒歩約1分
蔵前を代表する行列の人気カフェ
蔵前の国際通り沿いにはSNSで人気になっているカフェが連なっています。
人気カフェの1つである「喫茶 半月」は、1階がテイクアウトの焼き菓子の店「シノノメ」の2Fにあります。
この日もお店の前にお客さんが数名いらっしゃるので、喫茶利用は行列に並ぶのかな・・・と不安に感じていたら、列を作らなくても、順番待ちの受付無人機がおいてあり、自分の番になったらスマホに連絡が入るシステムになっていました。
幸い、待ち時間もそんなに長くない様子だったので、受付システムに登録してみました。
1F「シノノメ」の店内もフォトジェニック。
スタッフの方に撮影許可をいただいて、店内の写真を撮っていると、喫茶の順番が来ました。
早速2Fへ上がるとレジがあり、注文をしてから、座席へ案内されるシステム
自家焙煎のコーヒーなので、いつもならホットコーヒーにするのですが、猛暑だったのでアイスにすべきか迷います。
スタッフのかたから、
「今日みたいに暑い日はアイスコーヒーでもおいしいですよ。アイスでも濃い目とアメリカンと2種類選ぶこともできます。」と一声かけていただき、アイスコーヒーに決定。
洋酒を効かせたクリームを使ったロールケーキを一緒に頼みました。
友人Mはパンナコッタとアイスコーヒーです。
ケーキは喫茶半月のホームページやブログなどでよく見かける、生クリームがタワーになったかわいいシュークリームを頼みたかったのですが、この日はお腹いっぱいだったので仕方なく断念・・・。
人気の絶えないカフェなので、店内はもっと混雑しているのかなと思っていたのですが、隣のテーブルとの間に余裕があり、混みあった感じを受けません。
利用客のおしゃべりも「軽いざわめき」のような音量で、特にうるさく感じることもありませんでした。
また、女性客ばかりかと思っていたのですが、わりと男性の方も多く、カウンターの席にはコーヒー好きの男性が一人で楽しんでいる、というような光景もありました。
しばらくすると、ケーキとアイスコーヒーが運ばれてきました。
ロールケーキは生地がふわふわでしっとり。クリームはお酒の味はしませんが、まろやかで軽い口当たり。濃い目のアイスコーヒーとよく合いました。
人気カフェは予想よりも落ち着て寛ぐことができ、洗練されたインテリアや雰囲気のおかげでどこか遠くへ旅行したような感覚になりました。
やはり今度は生クリームがタワーになったシュークリームを食べに再訪しなければ!と決意したところです。
紹介した場所
◆喫茶半月
住所:東京都 台東区 蔵前 4-31-11 新光ビル 2F
交通:都営浅草線・大江戸線 蔵前駅より徒歩約4分
蔵前散歩のまとめ
蔵前の国際通り沿いの広めの道にはカフェが連なり、すっかり観光地として賑わいを見せていますが、その日の気分でちょっと横道にはいると、雰囲気のあるお店や、モダンなカフェがでてきたり、新しい発見ができる町。
蔵前のお散歩は迷子になりつつ、気ままに路地に入ってみると何度訪れても、次にまた散歩したくなる魅力がありました。
まだまだ蔵前には面白くて素敵なお店が発見できそう・・・。
蔵前散策女子散歩の第3弾もいずれ発表できそうな気配です。
※こちらの記録は2022年8月の情報です。