コタ・キナバル滞在のきっかけ
「アジアリゾートでのんびりするならコタ・キナバルはいいよ。」 旅行会社に勤務していたころに、東南アジア企画担当の同僚が休暇のおススメ候補に言われたことをきっかけに、当時夏休みにコタキナバルの旅行計画を立てていました。 マレーシア航空で羽田~コタキナバルの直行便で約6時間ほどで到着。(※現在直行便は成田から。)熱帯雨林のジャングルと海に囲まれ、自然豊かな島は希少動物の宝庫としても知られている・・・。 日本から近い距離でジャングルリゾートを満喫できる要素に惹かれて、夏休み休暇はコタキナバルに決定。コタキナバルで大自然を満喫するため、旅行の目的をリバーサファリに定めて計画していきます。 日本から近い、ジャングルリゾートは一体どんなものでしょうか・・・・ ★★コタキナバル情報★★ ●所要時間 成田から直行便で約6時間。 成田もしくは羽田からクアラルンプール経由で約11時間 ※アジア各地で乗り継ぎでもアクセス可能です。 ●コタキナバル空港から コタキナバル中心部からタクシーで約15分。(タクシーで約30~35リンギット) ●物価 通貨 リンギット(MYR)1リンギット=約29円 水1本(500㎖) 約2リンギット(約59円)※2022/04月現在 ※情報はあくまで目安として、正確でない場合があります。実際に渡航の場合は、各関係機関にお問い合わせください。 ※新型コロナの影響で日本からの渡航が制限されている場合ありますので、渡航予定のある方は関係機関に最新情報をお問い合わせください。 ◆マレーシア料理について前回のブログにて紹介 【グルメ紹介】🌺やみつきマレーシア料理ロティチャナイ!おすすめの店
リバーサファリってどんなツアー?!
コタ・キナバルから車で約2時間ほどのところにリバーサファリを体験できる川があり、各旅行会社からいくつか現地発着ツアーが催行されています。 日本からは、クリアス川やガラマ川での現地ツアーでテングザルと蛍鑑賞のセット(夕食つき)の半日ツアーを企画されていることがあります。日本語ガイドつきもあるので条件に合わせて選択できるかと思います。 川沿いには固有種のテングザルをはじめサルの仲間が生息し、くちばしの大きなサイチョウ、ミズオオトカゲなど野生動物の宝庫。運が良ければ水牛やワニにも出会えるとか。 アトラクションでないリアルなジャングルクルーズを気軽に楽しめるのはコタキナバルならではだと思います!
大自然満喫のリバーサファリはオススメ!
現地ツアーに参加したときは、13:30頃、ホテルから送迎車に乗り込んで、約2時間ほど車で移動し、出発ポイントのクリアス川に到着。ロッジで、バナナのおやつとお茶でしばらく出発時間まで待ちます。
16:00ごろに、ゆるゆると川面を進んでいきます。今回参加した現地ツアーでは日本語ガイドさんが同行したので、動物がいそうなポイントにつくまで、テングザルの豆知識を教えてくださいました。 テングザルたちは、独身時代のオスたちは男だけのグループで暮らしているそうで、家族を作ると、グループから離れていくそうです。例えるなら男性の独身寮から結婚して引っ越していくような感じですね。 なかなか相手が見つからず、ずっと独身寮で暮らし続けるテングザルもいるそうです。 「おお・・・後輩たちが先に出て行って、その独身寮にずっと暮らしていくテングザルは複雑な心境だな」などど話し合っていると、本当にテングザルたちと遭遇できました!
堂々たる姿。座ったスタイルはなんとなく日本のおじさんたちにもいそうなポーズ。
子供を抱いた母子テングザルにも会えたのですが、船の距離が近すぎで、母テングザルがこぶしを挙げて怒ってしまいました。怒り方も、人に似ているので、思わず「スミマセン」とつぶやいてしまいます。
ほかにも、ガイドさんが素早く見つけて「あそこにサイチョウがいるよ!!」とか、「あの木のてっぺんにシルバーリーフモンキーがいるよ!!」と教えてくれるのですが、かなり遠くて残念ながら写真に撮るのは難しく、断念してしまいました。 しかし今後、出会うことができるかわからない野生動物です。距離が遠くて豆粒ほどの大きさしか見えなくても、肉眼でしっかりと記憶しました!! 徐々に日が落ちて夕焼けになると空と川はオレンジ色に染まり、そろそろロッジに帰ります。 18:00頃、ロッジでは夕食となり、その後、蛍鑑賞に出かけます。真っ暗のなかふわふわと柔らかい光の蛍が舞っているところを鑑賞し、名残惜しいですがホテルに帰ります。
ホテルにも自然はいっぱい!!
リバーサファリでは主にテングザルの鑑賞ができましたが、コタキナバルは島全体がネイチャーアイランド。ホテルの敷地でも動物たちの気配を感じます。
滞在したホテルはネクサス リゾート & スパ カランブナイ。
町の中心地からは少し離れているので、繁華街までは30分くらいかかります。食事や、ショッピングで繁華街に出かけるときはホテルの無料シャトルバスやタクシーを利用していました。
町から離れている分、自然とは距離が近くて、ホテルの庭にはミズオオトカゲが遊びにきていました。こちらからちょっかいを出さなければ、襲ってくることはない様子。
迫力はありますが、池をひと泳ぎしている姿を見たときは、口角がぐっと上がっていて、たのしそうだったのでかわいらしさも感じました。
ホテルの庭には「ミズオオトカゲに注意!」の看板がところどころに表示されていいます。
野生動物ですから、近すぎない距離を保つことが大事なんでしょうね。
怒らせないように、ほどほどの距離を保って観察します。
また、プライベートビーチも散歩するのになごみます。波打ち際にはごろごろとアサリがいたり、ちょっとした潮だまりにはハゼがいて、生き物の気配があります。
客室では、朝の早いうちからジャングルの動物たちの声が聞こえてきて、「ギャー!!!ホウホウホウ・・・」、「ギャーギャーギャー」と鳥かサルなのかよくわからない動物の、けたたましい鳴き声で目が覚めます。
滞在中は、「まったくもう・・・」とつぶやきながら起きていましたが、あとで思い返すと野生の動物の鳴き声で目を覚ますなんて体験は、日本の普段の生活の中では体験できないことなので、ある意味とても貴重な体験だったと思います。
ジャングルリゾートを体験した感想は?
数日間の旅行でジャングル体験するには、ほんのごく一部にすぎないと思いますが、それでも熱帯の大自然を感じることができました。 日本では見かけない生き物の気配を感じながら、繁華街では多民族の異国情緒あふれた料理やお店を訪れたことで、知らなかった文化や新しい発見があり、また再訪したい魅力がたくさんあります。 コタキナバルの街は、ショッピングセンターやリゾート施設が立ち並び大都会ですが、中心地からはずれた郊外では、周りにほとんど何もなく、ジャングルを近くに感じました。 最近ではネクサス リゾート & スパ カランブナイ周辺の開発もすすみ、レジャー施設やショッピングセンターなど便利なものができているそうです。 野生動物の声で目を覚ます、このホテルならではの目覚ましも、いつかは消えてしまうのかなとおもうと、少し寂しいような気もしてきます。 自然と人の生活の融合は、いつの時代も難しい課題ですが、旅行者の心をゆさぶるジャングルリゾートはいつまでも残っていてほしいです。
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