先日不忍池で蓮の花を観賞した時に、上野の町で目に入ってきた広告で知ったマティス展。
色の魔術師マティス・・・。
マティスの絵画は詳しくないが鮮やかな色彩にポップな柄が印象的。
なんとなく気になっていたものの、数日が過ぎ、最終日の8/20が近くなってきた頃、やっぱり見ておきたいとウェブでチケットを購入し、お盆休みに行ってきました。
マティスどころか美術全般に詳しくないのですが、それでもマティス展は面白かったのでまとめてみました。
目次
チケット購入方法や混雑状況について
マティス展は上野公園内の東京都美術館で開催。
マティスの作品を世界規模でコレクションされているパリのポンピドゥー・センターの協力により、日本での開催はなんと20年ぶりの大回顧展。
日本初公開の初期の作品も展示されているとのこと。
実際に見学してみると、美術に詳しくなくても興味が惹かれる作品がたくさんあり、予想よりも充実した一日となりました。
大盛況の展覧会・チケットは時間指定の前売りがおすすめ
今回チケットを購入したのは、公式サイトのART PASSから。
時間指定予約で一般 : 2200円。
当日券の販売がある様子ですが、予定枚数が決まっているため当日終了・・・という可能性もあります。
今回訪れたのは11:00入場のチケット。
マティス展の入口は長蛇の列。
入口でスタッフのかたにチケットのRQコードを見せたあと、そのあともう一度QRコードをチェックする場所がありました。
中に入ると、ギュウギュウになるほど混んで無いですが、やはり譲り合って鑑賞する場面も。
「決まった列は無いので、空いているところから鑑賞するように」とスタッフのかたが案内していました。
たしかに見れるところから鑑賞していかないと前に進むのにかなり時間がかかりそう。
鑑賞しているかたのに邪魔にならないように隙間をみつけて作品を眺めたり、説明文を確認していました。
鑑賞した時間はおよそ1時間半くらいかかったかなと思います。
しかしショップに魅力的なグッズがたくさんあり予想以上に購入することに!
所要時間はショップも立ち寄ることを考えると2時間~2時間半は必要かもしれません。
鮮やかな色彩に魅了されるいくつもの絵画
入場して初めの場所はマティスの初期の頃の作品。
「豪奢、静寂、逸楽」は今回の展覧会で初めて鑑賞。
説明文を見ると、マティスは満足の作品ではないと感じていた趣旨の案内があったのですが、淡い色彩でほんと美しいと感じた作品。
「窓辺のヴァイオリン奏者」は、まるで抽象画のような作品もあり、説明文を確認すると第一次世界大戦後の作品で、少し寂しいような印象を受けました。
撮影可能なフロアは色鮮やかな作品が多数あり
入場して会場を進んでいくと、第4章~第6章までの1フロアは撮影OKとなっていました。
ブログで掲載している画像は全て撮影OK だった作品です。
ハッと目を見張るほど印象的だった作品。
色の組み合わせがステキ。個人的には静物画に惹きつけられていたようです。
「赤の大きな室内」は強烈な印象の赤。
大きなサイズの絵画で圧倒される作品でした。
また、鮮烈な色彩とは異なるのですが、下記の様な静かで美しい印象だった作品もあり。
このほかにも線画や切り絵や版画などいろんな技術に取り組んでいることがわかりました。
また、文芸誌ヴェルヴの表紙デザインになった作品も展示。
晩年手掛けていたロザリオ礼拝堂について
マティスの作品のほかに紹介されていたのが、南フランスのヴァンスにあるロザリオ礼拝堂について、4K動画を使って案内されていました。
第二次世界大戦中に、マティスはニースで闘病していたことがあり、その後ニースからヴァンスに移住したそうです。
ヴァンスでは、戦争で焼けてしまったドミニコ会礼拝堂の修復依頼を、偶然にもニースで闘病中にお世話になった女性から依頼を受けたマティス。
修復を無償で引き受け、人生の集大成をかけてロザリオ礼拝堂を完成させたそうです。
4K動画から映し出されたステンドグラスや十字架などは、従来の教会とは異なるマティスのセンスが光る装飾。
機会があれば絶対訪れたくなるようなステキな礼拝堂でした。
※※
ミュージアムショップも魅力的なグッズで大盛況
作品を見た後はショップへとつながっていました。
マティス展を鑑賞しないと入場できないショップだったので、マティス展のレアな商品がたくさん。
当初はポストカードを2,3枚購入しようかな。程度に考えていたのですが、店内に足を踏み入れると欲しい物がたくさん!!
ポストカードは2,3枚どころでは済まない・・・・
目に留まるものがみんな欲しくなってしまう。
結局、ポストカード7枚とA4サイズのクリアファイル、B5サイズのクリアファイルをお買い上げ。これでもかなり絞り込んだ方。
他にもTシャツやマグカップ、トートバッグ、ポスター、コーヒー、マスキングテープ、レモンケーキとポストガードがセットになったものなど、挙げていくときりがないほど様々なグッズがたくさん。
マティス展の鑑賞についてまとめ
普段、美術に詳しくないのに、マティス展の開催がずっと心のどこかに留まっていて、思い切って行ってみた東京都美術館。
実際にマティス展の会場に入ってみると、何も詳しいことがわからなくても、美しい色彩の作品に心動かされ、本当に楽しくて充実した時間を過ごすことができました。
また、好きな作品展ならばミュージアムショップも見逃さずにしっかりチェックですね。
そのかわり予想以上にあれこれ買いすぎる覚悟をしなくては・・。
紹介した場所
◆東京都美術館
住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36
交通:都営地下鉄・東京メトロ 神保町駅徒歩22分
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