風情あるお寺やカフェなどがたくさんあり、散歩が楽しい北鎌倉。
鎌倉駅よりのどかで、駅を降りた時から木々や自然の気配を感じる雰囲気が好きでたくさん歩きたくなる町。
今回は「悟りの窓」で有名な明月院の丸窓が見たくて、それをメインに友人と大人の遠足に行ってきました。
目次
北鎌倉のランチは人気のイタリアンを選択
北鎌倉の西口から少し歩くと白と黒のモダンな日本家屋のお店「タケルクィンディチ」に到着。鎌倉の町になじむ日本家屋でいただけるのは鎌倉野菜を使ったイタリアン。
実は以前友人と鎌倉に行く計画を立てた時、予約の連絡をしたときすでに満席だったことがあり、今回はリベンジで早めに予約の連絡をして座席を確保。
座席は確保できたのですが、12:00~13:30までの1時間半の時間制だったのでかなりの人気店。
今回はオープン時間の12:00に合わせて予約をしていたので、その時間に店内に入るとすでに利用客でいっぱい!座席にほっとしながら着席すると、落ち着いて周りを見渡します。
テーブルに置いてあるお水はハーブが入っていてこれまたおしゃれ。
暗めの照明とセンスのよい空間でどんな料理が出てくるか楽しみになってきました。
ランチは前菜+パスタかピザのセットがあったので友人とパスタとピザのセットをそれぞれ頼んでシェアすることにしました。
前菜はワンプレートにいろんなおかずが少しずつ乗った鮮やかな一皿。
一口サイズの前菜がいろんな味が楽しめるので見た目もお腹もうれしい一品でした。
パスタは貝の形をしたショートパスタ、コンキリエ。
普段、家の食卓では使わないショートパスタで、どんな料理になるのかなと思っていたら、しっかりモチモチ食感で食べやすいパスタ。
ピザはマルゲリータを選択。
薄焼きの生地にミルクの味が濃いモッツァレラチーズが期待通りおいしい。
美味しい料理と久しぶりの友人との再会でたくさんおしゃべりに夢中になってしまいました。
本当は食後にコーヒーとデザートで締める予定でしたが、なんと制限時間が来てしまい、タイムオーバー。利用時間が決まっている予約の場合は時間配分を気にしていた方がよいですね。
お茶は明月院を観光してからのお楽しみにすることにしました。
円窓が見たくて冬の明月院へ
あじさい寺で有名な明月院。
初夏の季節は数千本のあじさいで境内をブルーに染めて鮮やかで、多くの人で賑わいますが、冬の季節は落ち着いた雰囲気。
ピーク時より華やかさは欠けますが、かなり人は少なめなのでゆっくりと自分のペースで庭園を眺めることができました。
明月院はどんなところ?
国指定史跡の明月院。
パンフレットによると、1160年に平治の乱で戦死した首藤(山ノ内)俊道の供養のため明月庵を建てたのが始まり。
その後北条時頼公により、最明寺を建立。時頼公の没後は息子の時宗が禅興寺を創建。
のちに禅興寺の拡大により頭塔も建てられ、その時に明月庵は明月院と改められたそうです。
明治初頭には禅興寺は廃寺になりましたが、明月院のみ残ったそうです。
拝観料は一般 500円
入館時間 9:00~16:00
北鎌倉の駅から徒歩で約10分程度。
正門入口から山門の方へ進んでいくとスッとさわやかな花の香りが漂ってきました。
冬のあじさい寺は可憐なロウバイが満開
「この花の香りはなんだろう?」
庭園内に広がる花の香りのする方へ歩みを進めていきます。
途中、花の香りが強くなったり、薄くなったりしながら導かれたのは枯山水の日本庭園。
そして周囲をよく見ると小さな黄色い花をつけた枝がたくさん。
そっと黄色い花に顔を近づけてみると、ずっと感じていたさわやかな花の香りがしました。
「花の香りの正体は君か!」ということで友人がすぐにスマホで検索。
黄色い花の正体は蝋梅(ロウバイ)でした。
庭園のいたるところに咲いていて上品な香水のような美しい香り。
他にも薄いピンクや艶やかな濃いピンクの梅の花も咲いていて、明月院は春の気配が届いていました。
思わず見とれる御本堂の丸窓
花の香りに導かれて御本堂までたどり着くと、ハッと目を見張る丸窓。
窓の景色は御本堂の裏庭を映していますが、冬の景色もこの窓から眺めると何とも幻想的。
この景色が見たくて多くの人で賑わうようで、ピークシーズンのときは行列ができるそうですが、今回は参拝客がまばらだったので、ゆっくりと眺めることができました。
岩に根を張るモミジも必見
茅葺屋根の開山堂の近くには大きな岩があり、立て看板がでています。
内容を読んでみると、「たまたま落ちた根が発芽して水も土もない石に根を張り、枝を伸ばしたモミジ・・・」と紹介しているではないですか。
「え・・」と思ってよく見ると、大きな岩の上に大きなモミジが!
根も太く巻き付いてます。
自然の力はすごい!!
思わずいろんな角度からモミジを観察してしまいました。
明月院で出会えるリスたち
丸窓や庭園を満喫して、そろそろ出ようかと出口にむかったところ、ウサギ小屋を発見。
そのとき、ウサギ小屋とは別の方角からなにやら物音が聞こえてきます。
スズメかな?と思いながら草むらを眺めると、ふわふわな毛皮のリスがお出迎え。
鎌倉に行くと高い確率で出会えるリスたち。
明月院でもしっかり生活していました。
冬の北鎌倉を歩いてみたら
北鎌倉の駅を降りたところから、自然と人の生活がうまく調和していて、趣のある散歩道。
点在するお寺の道中にはレストランやカフェがたくさんあり、歩きながらいろいろ目移りしてしまい、次はどこのお店に行って、そのお寺を散策してみようか次の散歩をいろいろ計画したくなりました。
また、人気のイタリアンは予想以上に行列の店。予約必須で時間配分を考えながら散策計画を立てたほうがよいですね。
明月院はたくさん見どころがあり、あじさい以外の時期でもおすすめの場所でした。他の季節に丸窓を眺めてみたら、きっとまた印象の違う景色が見えて楽しめそうです。
★紹介した場所
◆タケルクィンディチ
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内1384
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅 徒歩約2分
◆明月院
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内189
交通:JR横須賀線 北鎌倉駅 徒歩約10分
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