浅草橋からスタート・隅田川テラスの散歩と美味しいお店めぐり

隅田川の両岸に沿って整備された通路、隅田川テラス。
綺麗な花壇や、休憩に便利なベンチなどがあり、隅田川に沿った公園のような通路。
ジョギングや犬の散歩などに使われ、みんなの憩いの場所。

車が入ってくる心配のない親水テラスなので、ぶらぶらと気ままに歩くのに良い散歩道。
今回は隅田川テラスとその近くにあるおいしいお店に行くことにしました。

1 揚げたてドーナツがおいしいカフェ
2 春の花満開の隅田川テラス
3 のんびり寛げる古民家カフェ
4 丁寧な料理がおいしい蕎麦屋
5 隅田川テラスと浅草橋まとめ

揚げたてドーナツがおいしいカフェ

隅田川テラスは浅草橋からスタートすることにしました。

隅田川テラスは浅草橋駅の東口側、柳橋エリアになります。
この柳橋エリアから蔵前に続く道は川沿いの道を歩くのも良いのですが、最近はカフェやおいしいお店も点在するようになったので、お店のチェックもしたいところ。

その中で最近話題を集めているカフェ「プリティグッド」に行ってみました。
人気の理由は、揚げたてドーナツが食べれる！と評判になっていたからです。

青が基調のちょっとアメリカンな外観のかわいいカフェ。
店内は明るくウッディな空間。
入口からすぐにレジで、先に注文してから座席を案内されるスタイル。

ランチタイムに入店したので、ランチメニューとドーナツメニューがあったのですが、今回は揚げたてドーナツ目当てだったので、迷わずドーナツ。

サイドメニューにベーコンエッグを追加しました。
本当はフライドポテトもつけたかったのですが、この日は胃の調子がちょっと不安定だったので次回に見送りました。

指定された座席に着いてしばらく待っていると、先にドリンクが到着。
ちょっと歩くと蒸し暑い日だったので、アイスカフェオレをオーダー。
やさしい甘みと冷たいドリンクが乾いたのどを潤してくれます。

そしていよいよドーナツ登場。
生地はオールドファッション系。きび砂糖のようなお砂糖がまぶされて素朴な甘みがおいしい。どこか懐かしさを感じる味わいでした。

サイドメニューのベーコンエッグはシンプルですが、甘いドーナツによく合います。

周りのテーブルは若い女性グループが多い様子。それから、散策途中と思われるご夫婦の姿も多かったように思います。

散策途中にドーナツ休憩。そしてアメリカンな内装のかわいいお店。
ちょっと立ち寄っただけでいつものお散歩がちょっと充実した気分になりました。

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春の花満開の隅田川テラス

ドーナツでパワーチャージした後は隅田川テラスに進みました。
浅草橋から日本橋浜町方面へ。

隅田川に沿った道はきれいに管理された花壇や木が植えてあり、ちょっとした自然を感じることができます。今回は散策途中で甘い香りが風に乗ってきました。

ふと見上げると白い花。甘い香りの元はこの可憐な花でした。

この良い香りの花に野ばらのような別の種類の白い花がからみついています。

自然にできたブーケみたいでかわいらしい。

しばらく撮影などを含めて鑑賞したのち、先に進んでいくと今度は別の花の甘い香り。

今回の香りは甘い香りの中にどこか紅茶のような香りも感じ取り、どこかで体感した香りだなーっと思っていたらジャスミンの花がフェンスにからみついていました。

よく家の塀や垣根などに絡みついているジャスミン。
白い花が満開で甘い紅茶のような香りをふんわりと広げていました。
この香りも春限定のものかもしれません。

のんびり寛げる古民家カフェ

日本橋の浜町公園あたりから浅草橋の方へ戻ることにしました。

ちょうど喉が渇いてきたなと思ったころに柳橋に到着。
この近くに趣のある古民家を改装したカフェ「ルーサイトギャラリー」があります。

営業日は不定休のため、お店のホームページを確認するのが確実ですが、今回カフェの前を通りかかると、営業中の看板がでていました。

以前からネットや雑誌などの情報で気になっていたお店。早速店内に入ってみました。

こちらの古民家は元有名な芸者さんの邸宅をリノベーションしてカフェ兼ギャラリーとして営業しているそうです。
風情ある前庭を通り、純和風な入り口は看板が無いので、まるで親戚のお宅を訪ねたような雰囲気で、ちょっと緊張しながら扉を開けました。

奥から店員さんが来て、カフェ利用ですか？と確認があり、その後玄関で靴を脱いで中へ。

注文を取って会計が済んだらカフェスペースに案内される仕組みでした。

カフェエリアは２階。
広めの窓際の座席を案内して頂きました。

先客は数名いらっしゃいましたが、それぞれのんびりと静かに寛いでいる様子。

なお、座席に案内されたときにテーブルに注意書きがあり、利用時間は１時間程度を目安にしてほしいとのこと。ちょっとのどを潤して、古民家の雰囲気を楽しむひとときとして、ちょうどよい時間かもしれません。

窓からの見える川の景色や、部屋の中を観察していると、水出しコーヒーがでてきました。
涼やかな川沿いの景色を見ながら、さわやかな水出しコーヒーがとてもおいしく、予想以上に喉が渇いていたんだなと実感。

日本家屋のどこか懐かしく、丁寧に使われてきた風情あるお部屋の中で外の景色を眺めていると、当時暮らしていた売れっ子芸者さんが、ここで隅田川の景色を見ながら生活していたことに思いを巡らしていました。

丁寧な料理がおいしい蕎麦屋

夕方に夫と待ち合わせをしていたので、浅草橋の西口方面へ移動しました。
今回の夕食「手打ちそば　さかき」へ。

夕方の開店時間とほぼ同時の時刻にお店に向かうと、初めは先客はいなかったのですが、しばらくすると常連さんらしきお客さんが一人、また一人とカウンターの座席を埋めていきました。常連客に支持されているお店の様なので料理が期待できます。

昼はお蕎麦だけの様ですが、夜のメニューは、お蕎麦のほかにもいろいろな一品料理があり、ホワイトボードのおすすめ料理がとても気になります。

まずはお酒を注文。夫は焼酎、私は梅酒のお湯割りで。
夜になって風が出てくると肌寒くなり、ちょっと温かい飲み物でほっと落ち着きたくなりました。春の季節は１日で寒暖の差が激しいです。

ホワイトボードに記載してあるメニューから牛肉ごぼうを選択。
柔らかい牛肉と風味の良いごぼうが少し甘めの味付けで箸が止まらない。

我が家では蕎麦屋に行くといつもオーダーする卵焼き。
だしが効いてて、ふんわり食感。

鳥の焼き物とそば豆腐。
焼き物のタレが香ばしく鶏肉もやわらか。
甘辛な味付けが食欲をさらにかきたててきます。

そば豆腐は他のお客さんが頼んでいたのがおいしそうだったので初挑戦。
プチプチとした蕎麦の実の食感がおいしい。
口当りのよい豆腐も風味があって、さっぱりとしたおいしさの一品でした。

メインはアナゴと野菜の天ぷら。揚げたての天ぷらの香りがたまりません。
そして、かけそばと共に頂きます。

アナゴの天ぷらはカラリと揚がって中はふんわり食感。
季節の野菜と共にいただきます。塩や天つゆなど好みでつけながら熱々をひとくち。

かけそばはおつゆを一口飲んで、思わず笑顔になる出汁のうまさと温かさ。

このかけそばのおつゆを飲みたくて再訪したくなるほど出汁のとりかたが絶妙でおいしい。
蕎麦のかおりも良く、するすると喉を通ります。

かけそばはもちろん、季節の料理やおすすめの１品料理はどれもおいしくてプロの技を感じる料理でした。今度はランチのお蕎麦も食べてみたいです。

隅田川テラスと浅草橋まとめ

隅田川の両岸にできた道は車の往来もなく、気軽に散歩を楽しめる都会のオアシス。
町の喧騒を離れて、のんびり歩いてみると季節の花や香りまで感じることができる隅田川テラスでした。

また、近くには話題のカフェや個性的でのんびりできる古民家カフェ、職人技が光る蕎麦屋など思わず立ち寄りたくなるお店が点在しています。

そういえば、浅草橋の近くで勤務していた知人が、仕事の帰り道に浅草橋から見える景色や船着き場を眺めて帰るのが好きと言っていました。

どこか江戸情緒を感じる、隅田川の景色が心を和ませていたのでしょう。

新しいものと古いものが融合する隅田川沿いの町。
また次回、なにも考えずにただのんびりと思いつくまま川沿いを歩いてみたいと思います。