2月に入って各地で梅の開花についてニュースやネットで画像を見る機会が増えてきた頃、池上梅園について情報が入ってきました。
池上本願寺の近くにある梅林。
丘の斜面に沿って植えられた梅林が春の季節を感じるとのこと。
都営浅草線沿線なので、お花見のあとに金運祈願の蛇窪神社も立ち寄れるエリア。
梅のお花見をしてパワースポットに参拝し、その近くでランチでもしたら春の都営浅草線さんぽのルートが出来上がったので、天気の良い2月中旬の休日に出かけてみました。
目次
丘一面に白やピンクの梅の花
池上梅園の最寄り駅は都営浅草線の終点である西馬込駅。
駅からは徒歩で約10分ほど。車の交通量の多い道路に沿ってテクテク歩く道中では庭園や木々が生い茂る場所が出てこないので「ほんとにこの道であっているのか?」と思いながら進んで行くと、池上梅園の標識を発見。
そのあとすぐに入り口が見えてきて、たくさんの来場客で賑わっていました。
入口には梅の開花が「六分咲き」の表示。
入口からも可憐な梅の花がたくさん見ることができます。
池上梅園はどんなところ?
池上梅園は丘隆斜面を利用した庭園で梅の種類は30種類見られるとのこと。
戦前までは園内の北側に日本画家の伊東深水氏の月白山荘と呼ばれる自宅兼アトリエでしたが戦争で焼失。
戦後は園内の南半分を築地の料亭経営者の別邸となり、その後梅林を残す条件で東京都に譲渡された歴史があるそうです。(※池上梅園パンフレット参照)
今は期間限定で夜間のライトアップもあり、たくさんの花見客で賑わっています。
入場料 大人 100円 / 子供 20円
開園時間 9:00~16:30(入園受付は16:00まで)
華やかな梅林を見晴し台から眺める
入口からかわいらしい花がたくさんついた木々が並んでいますが、まずは見晴し台に上り、全体を見渡すことに。
たくさんの花見客と一緒にせまい石段を登っていくので、ゆっくり焦らず徐々に頂上へ。
上から見るとピンクや白の梅の木が広がって春らしい景色。
梅の木をよく見るとメジロの姿も。
見晴し台からは梅の木々を見下ろす形になるので、梅の花をつついたり、食べるのに夢中になっているメジロの姿も近くで見ることができる場面もありました。
園内には茶室や和室の建築物もあり
見晴し台から降りて、奥の敷地に進むと池や日本家屋がありました。
小さな2つの日本家屋は聴雨庵と清月庵と呼ばれている茶室。
池のある日本庭園を眺める形で設置されている和室棟。
中に入るには事前に予約や利用料が必要ですが現在も活用できるようになっていました。
見晴し台から見る梅林の景色とまた風情が異なり、日本家屋と庭の演出で配置された梅。
時折風に乗って梅の花の香りも感じます。
池の周りもコンパクトながら、きれいに手入れされた日本庭園と和室のバランスの良い空間でした。
白蛇で有名な蛇窪神社はお稲荷様もたくさん
さて、都営浅草線西馬込駅から泉岳寺方面行の電車に乗って2駅移動して中延駅へ。
中延駅から外に出るとすぐに美味しそうなお団子が並ぶ小さな団子屋さんやレトロな喫茶店が見えてきます。
町の中を進むと昔ながらの商店街があり、品川区の都会にありながら、どこか下町情緒を感じる親しみのある町並み。
蛇窪神社は中延駅から徒歩で数分ほど。
神社の前の通りは白蛇のような形をした街灯も見つけました。
白蛇様と金運祈願の銭回し・銭洗い
鳥居をくぐって境内の奥へと進むと正面には社殿があり、すぐそばには華やかな花手水。
社殿の脇には白蛇辨財天社に続く鳥居があり、こちらも可憐な梅が咲いていました。
大小さまざまな白蛇様が祀られているエリアには銭洗いの道具が設置されています。
白蛇様をお参りしたあとに、金運祈願の銭回しと銭洗いの作法ができます。
(初穂料は200円からお気持ちで)
・キラキラ光る5円玉の様な形をした白蛇種銭を1枚手に取ります。
・石臼の金杯の上に白蛇種銭を置いて時計回りに3回まわす。
その後銭洗いへ
・ざるに白蛇種銭と自身のお札を置く。
・水鉢の中に浸して清める
・ざるを持ったまま辨財天社にお参り
・お参り後ざるは返却し、白蛇種銭やお札はハンカチなどで拭く。
・種銭はお財布に入れて保管し、お札は自宅で大切に保管
神社に張り紙されていた作法の写真を眺めながら参拝の仕方を確認してみると、実際にお参りしたときにずいぶん誤った作法をしていたことが判明・・・。
事前に確認しておけばよかった・・・。
かわいいお稲荷様と華やかな提灯かざり
境内の奥の大小様々な白蛇様のほかに、お稲荷様がたくさん。
お稲荷様は神社の入口からすぐの場所に祀られています。
赤い鳥居がいくつも連なり幻想的かつ鮮やかなところに上品なお顔のお稲荷さんや、ユニークなもの、キュートな子狐のようなお稲荷さんも見られます。
赤い鳥居の奥には絢爛豪華な提灯がたくさん飾られたお稲荷様がいらっしゃいました。
ホームページを拝見すると、700年前の断食雨乞いが成就した証として111本の提灯を灯しているそうです。(※蛇窪神社ホームページ参照)
気取らずに楽しめる住宅街のフランス料理
蛇窪神社を参拝した後に中延駅周辺でランチをしようと気になっていたスランス料理のお店へ。
中延駅に戻り、住宅街をテクテクと数分歩くと出てきたスランス食堂シャルティエ。
店内は家族連れや高齢のご夫婦の他、一人客も多くて気取らずに利用できる雰囲気。
ランチメニューも全体的にリーズナブルで、本日のランチ980円~。
追加料金100円でコーヒーを付けることも可能でした。
肩肘張らずに利用できるお店ですが、センスの良さもあってかわいらしい。
お水が粋なボトルで提供され、カウンター席に水のボトルを添えただけで絵になる様子。
そして今回のランチは牛肉の赤ワイン煮込み(1,300円)を選択。
じっくりと煮込まれたお肉はホロホロを柔らかく、コクと旨味が凝縮された赤ワインソースがなんとも美味しい。
添えられたフランスパンが外側カリっと中モッチリ食感で、丁寧に煮込まれたソースによく合いました。
近所にあったら重宝しそうな地元に溶け込んだフランス食堂でした。
中延~西馬込エリアを歩いて見たら
梅の花見を体験したくて池上梅園を目指して都営浅草線で向かった品川区~大田区エリア。
春の季節を満喫できる梅林、白蛇様やお稲荷様を巡りたくさんのパワーをいただいた蛇窪神社、住宅街の中に普段使いができるセンスあるフランス料理のお店・・・。
お散歩するのに魅力的な場所がいくつもあり、このエリアはまだまだ歩いて見ると楽しい要素が発見できそうな気配。
このエリアには戸越銀座など有名な商店街もあり、のどかな池上線も走っています。
もう少しこの周辺のお散歩を続けてみたい気分になりました。
紹介した場所
◆池上梅園
住所:〒146-0082 東京都大田区池上2丁目2−13
交通:都営浅草線 西馬込駅より徒歩約10分
東急池上線 池上駅より徒歩約20分
◆蛇窪神社
住所:〒142-0043 東京都品川区二葉4丁目4−12
交通:都営浅草線 中延駅から徒歩約5分
東急大井町線 中延駅から徒歩約6分
◆フランス食堂シャルティエ
住所:〒142-0053 東京都品川区中延3丁目4−1
交通:東急池上線 荏原中延駅より徒歩約3分
都営浅草線 中延駅より徒歩約6分
※上記は2024年2月の情報です。
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