この日は上野で気になっていたお店に向かっていくと、残念ながら目的のお店は「本日休業」・・・
目標を失い、さてどうしたものかと思っていると、以前根津を散策した時に、やはり気になっていたお店があったことを思い出し、根津まで移動しました。
美しいうどんの根津釜竹
根津駅から歩いて4分ほどにあるうどんのお店「根津釜竹(かまちく)」。
根津は大通りからちょっと路地に入ったほうが気になるお店や素敵な場所を発見することが多いので、うどん屋さんを見つけた時も、ちょっとした冒険心で見つけたお店。
根津駅から言問通りの大きな道を谷中方面に歩いて、一つ目の信号で右折して路地に入っていくと、竹藪が出てきました。
ちょっと雰囲気のある竹藪小道。
近づいていくと、老人ホームの標識がでてきました。
「この竹藪は老人ホーム?」と思っていたら隣に「釜竹」という文字が。
後で調べてみたらうどん屋さんとわかり、それ以来気になっていたお店でした。
今回はお店の前に着くころには12:30になっており、ちょうどランチタイム。
お店は「商い中」の標識が出ていましたが、すでに2組ほどお店の前に並んでいます。
「うーん、、どうしようか。汗だくで並んで待てるだろうか」
としばらくお店の前を行ったり来たりしながら迷います。
しかし、このあと次のランチ場所を探しまわる方が時間がかかると判断し、お店の前で待つことにしました。
お店の前は竹藪が木陰をつくり、大きい扇風機がゴンゴン回っているので、思っていたよりは日差しで干上がることなく、落ち着いて待つことができました。
しばらくするとメニューが渡され、何にしようか見ていると後ろに並んでいた方の話す声が聞こえてきました。どうやら常連さんが同行者にこちらのお店を説明している様子です。
うどんは太麺と細麺があり、細麺は出てくるのに時間がかかるが独特のコシがあっておいしい。初めての場合は太麺から試して、うどんらしいもっちり感を楽しんでもいいとのこと。
うどんの他には天ぷら盛り合わせがオススメ。。。と聞こえてきます。
私にも大変参考になる話題で、「ふむふむ、なるほど・・」と参考にしながらメニューを見ていきました。
しならくすると順番がきて、入り口近くのテーブルに案内されました。
シンプルだけど細部まで綺麗なうどん
店内はおちついたモダンな雰囲気。お店のホームページを見ると隈研吾さんの建築だそうです。なるほど、それで斬新でモダンなお店なのかと納得。
暑さもひと段落したところで、ざるうどん(太麺)¥990をオーダー。
うどんメニューは「釜揚げうどん」か「ざるうどん」とシンプル。
しかし、おつまみ系はいろいろあり、お酒のラインナップも豊富。
日本酒はいろんな銘柄を置いてあるので、ランチから冷酒とともにお酒にあいそうな肴を楽しんでいる席もありました。
しばらくすると薬味セットが運ばれてきました。
ねぎ、七味、ショウガ、あげ玉が並びました。
じつはこのあげ玉、容器にいっぱい入っていて丁寧なつくり。
見た目が小さなあられのようです。
いよいよお待ちかねのうどん(太麺)が来ました。
まずはタレとうどんを一口。つるつるモチモチの食感でしっかり旨味をかみしめます。
次にうどんに薬味を全部乗せにしていただきます。
気になる揚げ玉もたっぷりのせてみました。
やっぱりこのきれいな揚げ玉は風味もよく、たっぷり絡めて食べたほうが美味しい。
いままで揚げ玉は単なる薬味の1つという印象で、気にしたことがなかったのですが、こちらの揚げ玉はうどんと一緒にたっぷり食べてみて、揚げ玉が薬味としていかに必要か実感できました。
うどんのモチモチ食感に揚げ玉のカリっと軽い食感が心地よい。
根津の散策の時にふらっと見つけたモダンなうどん屋さん。
こういう、おいしい発見ができると散策で宝物を見つけた気分になります。
次回はうどんは細麺で、天ぷら盛り合わせも一緒に頼んで、豪華なうどんを楽しみたいと、再訪が決定です。
◆根津 釜竹
住所:〒113-0031 東京都文京区根津2丁目14−18 クラシックガーデン文京根津
交通:東京メトロ 千代田線 根津駅 徒歩約4分
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