マレーシアやシンガポールを旅行するときに旅の必需品として携帯していたガイドブック。
その中に、現地のローカルフードとして「カヤジャム」が紹介されていました。
カヤジャムとは、ココナッツミルクを利用したペースト。
最近になって「シンガポールの朝食の定番、カヤトースト専門店が東京にある」という情報を知り、興味を持ちました。
一度食べたらクセになるというカヤトーストとは一体どんなものでしょうか・・・
東京に進出したカヤトースト店に注目
JR有楽町駅のすぐ近く、東京国際フォーラム内にある「ヤクンカヤトースト」はシンガポール発のカヤトースト専門店。
有楽町のほかに霞が関や新宿に店舗があります。
店舗は小さめですが、赤いパラソルが目印の、赤を基調としたデザインのかわいいカフェ。
シンガポールでは1944年に創業の老舗カフェなので、カヤトーストとはどんなものか体験するには良いお店。
入店すると、カウンターでメニューを見ながら注文をして、空いている座席で待つスタイル。
カヤトーストのセットや、サンドウィッチが中心で、ドリンクは東南アジアのコーヒー、コピを中心に、紅茶やミロなど。
そういえば、東南アジアを旅行するとよく見かけるミロ。
おいしいけれど、なぜか日本ではカフェやレストランではあまり見かけません。
カヤトーストもいくつかバリエーションがあり、あんこをはさんだものや、カヤ・ピーナッツ、バタートーストなど、どれもいろいろ気になるトーストがありました。
東南アジアのローカルフード・コピとカヤトースト
まずはカヤジャムやカヤトーストとはどんなものなのか調べてみました。
カヤジャム・・・ココナッツミルクを卵と牛乳で煮詰めたジャムのようなもの。
ここにパンダンリーフというハーブを加えて風味付けしたペーストになります。
カヤトースト・・・薄切りの食パンをきつね色にこんがり焼いたカリカリのトーストにカヤジャムをぬり、薄くスライスしたバターを挟んだもの。
このカヤトーストにコピとともに朝食でいただくのがシンガポールで定番とのこと。
コピはコーヒーにコンデンスミルクを入れて、濃くて甘くしたものです。
コピはバリエーションがいくつかあり、いろいろ試してみるのもよいかもしれません。
・コピ・・・ブラックコーヒーにコンデンスミルクをいれたもの
・コピ・オー・・・ミルクなし。砂糖入りコーヒー
・コピ・シー・・・エバーミルク(無糖練乳)入りコーヒー
・コピ・オー・コソン・・・ブラックコーヒー
まず最初は定番スタイルのカヤトーストセット(¥600)を注文。
このメニューはカヤトースト、温泉卵、お好みドリンクのセットになります。
温泉卵にかける醤油は、通常の醤油か、中国の濃くて甘みのあるダークソースを選べるので、今回は、ダークソースをかけました。そして白胡椒も少々ふりかけます。
この温泉卵をカヤトーストに絡めて食べるのがシンガポール流。
まずは、何もつけずにカヤトーストを一口。カヤジャムの素朴で優しい甘みとバターの塩気がクセになるトーストです。
そして、シンガポール流にそって、温泉卵をしっかりとかきまぜてトーストにたっぷりからめていただきます。
優しい甘みと卵のとろみがアクセント。バターもしっかり効いているので、たしかにこれは朝食でいただくと一気にパワーチャージできます。
たまに早起きして、いつもと違う朝食を摂りに「ヤクンカヤトースト」まで朝活したら、新鮮な1日をむかえられそう。
また、テイクアウトメニューもあるので、テイクアウトで近くの公園でピクニックランチという方法も楽しそうです。
◆Ya Kun Kaya Toast(ヤクンカヤトースト) 東京国際フォーラム店
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラム 1階
交通:JR 有楽町駅より徒歩1分
営業時間:月曜~日曜 8:00~20:00
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