ベトナムのローカルフードってどんな料理?
ベトナム料理と言ったら真っ先に思い浮かべるのは、鳥や牛の出汁でとったスープに、つるつるした麺のやさしい味わい、フォーではないでしょうか。
一般的に、ベトナム料理はフォーのイメージで、付け合わせに野菜を添えて、とにかくヘルシーであっさりした料理と思っていました。
ハノイやホーチミンを旅行して現地のローカルフードを食べてみると、たしかにヘルシーな料理は多いです。
ところが、もっとバラエティに富んで、しかもボリュームがあります。
単純にあっさりしているだけでない、日本人にもよく合う料理がたくさんあるので、ベトナム ローカルフードを紹介したいとおもいます。
ベトナム麺の種類について
ベトナムの麺はフォー(Pho)とブン(Bun)がよく食べられますが、この2種類はそれぞれ違いがあります。
◆フォー(Pho)・・・米粉の麺。平たい切麺で、あたたかいスープに入れた麺料理が一般的。
鶏だしのスープ麺がフォー・ガー。牛骨スープの麺がフォー・ボーと言います。
◆ブン(Bun)・・・ブンも米粉の麺。ところてんのように押し出し麺という特徴があります。
フォーよりも細めで、見た目はそうめんの様です。
麺料理だけでなく、いろんな料理に用途があり、生春巻きの具にも使われています。
おすすめ!具だくさんのブンチャー
麺料理のブンチャーを初めて食べたのはハノイ滞在中のときでした。
ランチにはどこへ行こうかガイドブックをパラパラめくっていた時、「ベトナム料理 ブンチャー」についての記事を発見。
ブンチャーの食べ方は、さわやかで甘じょっぱいスープに、細いライスヌードルのブンと、ミニハンバーグと焼き肉が入れてたべます。好みでハーブをスープに投入して味に変化をつけていきます。
この具だくさんなつけ麺は、一口食べて「ブンチャー、うまー---!!」と思わず言いたくなるおいしさ。
さわやかなスープが、ミニハンバーグや焼き肉の油のしつこさを消して、肉のうま味だけが引き出されています。
添えられたハーブを好みで量や種類を加減しながら、食べる直前ににちぎって投入。
このハーブはブンチャーにさわやかな香りや風味を与えるだけでなく、胃腸の調子も整えているようで、「食べ過ぎて胃が重いな・・・」と感じても翌朝トイレでスッキリして、重いと感じていたお腹が快調になっていたようでした。
ハノイでは町のレストランでよく見かけていたブンチャー。さて、日本では気軽に試せるお店はあるでしょうか。。。
ブンチャーは東京にもありました
JR新橋駅汐留口から、徒歩約3分ほど。汐留シティセンター地下1Fにベトナム料理「ベトナムフロッグ汐留店」があります。
店内はわりと明るくて、女性でも気軽に入りやすい雰囲気です。
お目当てはブンチャー・ハノイですが、メニューを見るとベトナム料理の種類が豊富!
麺料理だけでもいろいろ種類があるので、気になったメニューを次々とオーダーしてみます。
まずは生春巻きと揚げ春巻き。
揚げ春巻きが出されたときに、店員さんに「揚げ春巻きは野菜に巻いて召し上がってください」と案内がありました。
熱々で揚げたての揚げ春巻きをシソやレタスをまいて、やけどしないように注意しながら口いっぱいにほおばります。
生春巻きは別添のスィートチリソースやピーナッツソースをつけてサラダ感覚いただきます。
春巻きの皮がばらけてこぼれやすい野菜をしっかりおさえているので、サラダよりも食べやすくいろんな具の味を口の中で一度に楽しめます。
生春巻きにもそうめんのようなブンがしっかりと入っているので、見た目よりもボリュームがありました。
次に頂いたのはベトナム風パパイヤのサラダと唐揚げのレモングラス風味。
パパイヤのサラダはタイのバンコクで食べたときはかなり辛い味付けだったのですが、ベトナムのパパイヤサラダは辛くありません。
辛さの代わりに、魚の出汁の味と香りがして、さっぱりしているので前菜にぴったり。
唐揚げは衣にレモングラスが混ざっていて、ほんのりさわやか。ビールによくあいます。
いよいよ登場、お待ちかねのブンチャー・ハノイ!
ブン、スープ、野菜、焼き肉、そしてミニハンバーグのかわりに野菜入りがんものような具がセットになって出てきました。
スープも甘じょっぱいさわやかスープのほかに塩気のあるスープと2種類ついてきました。
ブンをお肉や野菜と一緒にスープに入れて、ハーブを少しずつ加えながらいただきます。
ボリュームがあるけれど、スープが2種類あるのでどんどん食べ進めることができます。
そして、ブンを使った料理はもう1品オーダーしました。
ハノイのローカルフード、ブンボーナンボー。
たっぷりのブンの上には牛肉や野菜が乗っており、トレイにはタレとたくさんのパクチーが添えられています。
ブンの入った料理の上にタレとパクチーを投入してしっかり混ぜていただきます。
さわやかなタレと牛肉がよく合います。ブンの量がしっかりあるのでかなりのボリューム。
ブンチャーに似ているのですが、ブンチャーがつけ麺なら、こちらはまぜ麺のスタイルです。
東京のベトナム料理の感想は?
ブンチャーやブンボーナンボーのように具だくさんの麺料理は、肉とハーブや野菜を一度にしっかりとれるので、ランチにもちょうどよいと思います。
スープやタレがさわやかなので、ボリュームのある麺も意外と完食してしまいました。
ハーブは種類と量を現地と同じというわけにはいきませんが、ミントやパクチー、シソなど日本でも食べやすいハーブをしっかり使われているので、バランスはよいと思います。
メニューを開くと今回オーダーした料理はほんの一部。
麺料理の種類はまだまだありましたし、カエルのから揚げなど他のお店ではなかなか見かけないメニューもあるので、ほかの料理も気になるものがたくさんありました。
店内は、東南アジア特有の怪しい雰囲気はないので、その異国情緒の雰囲気が好きな方にはクリーンすぎて物足りないかもしれませんが、ベトナム料理のメニューは豊富で楽しくて、エスニック初心者や女性グループでも気軽に入りやすい雰囲気です。
★★ベトナムフロッグ汐留店★★
住所:東京都港区東新橋 1-5-2 汐留シティセンター B1F
最寄り駅:JR新橋駅汐留口 徒歩約3分。
地下鉄汐留駅から直結
営業時間:
月~金 11:00-23:00
土曜 11:00-22:00
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